熊鷹社から四つ辻に向かう。
ここら辺からは「何某大神」と名を冠したお塚が点在している。
そして石段を登っていくと、黒猫ちゃんに見つめられていることに気付く。
猫好きなので、ついつい「どうしたのー」と猫撫で声で近寄ると、触れと言わんばかりに近寄ってきたので、首の辺りをナデナデさせてもらう。
伏見稲荷大社、そしてお山には猫が多いことに気付いた。
お稲荷さんと猫って似ているかもね、ナンテこの時は思っていたのだけれども、別の日に行った神社でまさしくそのもの!と言うものを発見するということは、この時は知る由も無く(笑)
そして四つ辻に到着。
ここは文字通り四方からの道が合流する地点で、京都市内が見下ろせるスポットだったりする。
この四つ辻から右に向かって山頂を目指す人が多いのだけれども、古来、御膳谷奉拝所を経由する時計回りが正式とされているということらしい。
前回お伺いした時にも、ほとんどの人が右に向かって行く姿が見えたので、へそ曲がりな私は時計回りで歩いて行ったことを思い出し、へそ曲がりな性格も時として役に立つものだと思ったことを思い出した(笑)
しばらく歩いて行くと、大杉社に到着した。
大杉社
手水で清めて
こちらに再びお招きいただいたことに感謝してお参りさせていただく。
そして手水のそばにある、お御籤をなんとなく引いてみたいような気分になり、シャカシャカ棒を振り御神託を仰ぐと
大大吉だった(爆)
偶然にしても、大大吉というお御籤を引かせていただいた事に感謝せずにはいられなかった。
そして少し歩みを進めると、見えてくるのは眼力社。
眼力社
こちらの手水には、飛んでいるような格好の狐さんが居る。
砂澤 たまゑ 先生の『霊能一代』にも
眼力さんの前にはお尻を上げた狐の像があります。
これは空を飛んでいる白狐の姿を描いています。白狐は空を飛ぶと昔から信じられているからです。実際に白狐が飛んできて、福餅を撒いていったところを見たことがあります。本当にバラバラと上空から餅が降ってきました。
~『霊能一代』より引用
と書かれていたりする。
『霊能一代』にも眼力社についての不思議な話が書かれていたりするし、「眼の病気が良くなる」とか、「先見の明・眼力が授かる」と言ったご利益があると言われているそうで、経営者や相場関連の崇敬者が多いと言われているところだったりする。
私も再びこちらにお招きいただいた事に感謝してお参りさせていただいた。
そしてしばらく歩いて行くと、
御膳谷奉拝所に辿り着く。
そして鳥居を潜り、奥村社というところへ。
奥村社
狛犬さんならぬ、狛馬さんがいらっしゃった訳だけれども
生きている、と思ったのが印象的だった。
そして御膳谷奉拝所を後にして、薬力社方面へ。
薬力社
薬力の滝に隣接している、無病息災の御神徳で知られているほか、薬局、製薬会社などからも信仰されているというところ。
こちらでもお招きいただいたことに感謝してお参りさせていただき、お山を登る。
そして到着したのは長者社。
長者社
前回こちらにもお参りしたはずだったけれども、この目で見れていないものがあったことに気付く。
それは
剣石といわれている巨大な岩。
この目でこの巨大な岩を見た時の衝撃と言ったら、、、
また、七神蹟のひとつ長者社のご神体は、剣石と呼ばれる巨岩である。
雷石とも呼ばれることから、雷神の御座所とみなされたのだろう。雷神はまた水神(龍神)でもある。雷とともに天から落ちる雨はやがて滝へと注ぎ込み、豊かな水は杉の生長を促して、葉を一年中青々と茂らせる。そして稲穂の形にも似た杉の葉は、稲荷大神の「みしるし」となるーー。
~『稲荷大神 (イチから知りたい日本の神さま)』より引用
前回お伺いした際には気付く事の出来なかったものを、この目でみることが出来ただけの喜びに感慨もひとしおだった。