「ハクビシンがしょっちゅう出るような、何にも無いところだよ」
と、その人は笑いながら言った。
その人は、前に働いていたところで、一緒に仕事をさせていただいた、とても親切で素敵な女性だった。
私が神社仏閣巡りが好きで、いつか諏訪大社にお伺いしたいと言ったところ、彼女から上記の言葉を聞いた。そして、よくよく聞けば、彼女は諏訪大社の下社の近くで生まれ育ち、大学進学のために東京に出てくる前までは、ハクビシンと共に生活していたらしい(笑)
10月に入って、なんとなく、その女性のことを思い出したら、諏訪大社に行かなければと言う気持ちになって、今回諏訪大社にお伺いしたという訳でして。
諏訪大社にお伺いするのならばゆっくり宿泊して~、ナンテ考えていたけれども3連休前に突如として行きたくなったので、今回はお手軽に東京から日帰りで諏訪大社4社めぐりが出来るバスツアーを利用したのでした。
しかしながら、やはり神社仏閣にお伺いするということは、呼ばれていたり、必要性があるからお伺いするということを実感する旅となった訳でして。
当日朝から、何故か普段は出ないゲップが出たり(汚い話で恐縮ですが→)オナラも良く出て、あらまぁ、旅行当日なのに、こんな具合ってなんなのかしら?と思っていた(爆)
諏訪大社の浄化の力がすごいということは知っていたけれども、お伺いする当日になってこんなにデトックスな症状が出るってなんなのよ、と思いつつ、新宿からバスに揺られること3時間30分程度で、最初の目的地、諏訪大社下社秋宮に到着した。
お土産屋さんの駐車場で降ろされて、自由時間は90分。
お土産屋さんの駐車場からは、坂道を登るような格好で諏訪大社下社秋宮を目指す。
ゆっくり歩いて5分程度で、諏訪大社下社秋宮が見えた。
諏訪大社 下社秋宮
手水で清めて
手水舎
鳥居を潜り、ゆっくりとした坂道を登ると
大杉が大きく枝を広げていた。
根入杉
根入杉の右側には御神湯という、温泉の出ている手水があった。
御神湯
こちらでも清めさせていただいたのだけれども、温泉が出ている手水というところには初めてお伺いしたのでびっくりとしたと同時に、思いの他、熱い水が出てくるので、思わず「アッチー」と声に出してしまった位だった(笑)
龍が素敵♡
そして神楽殿前に到着。
神楽殿
こちらの狛犬さん達は、日本一大きい青銅製の狛犬さんということです。
やはり、御祭神を考えると出雲に似た空気を感じるところだった。
そして境内を散策。
神宮遥拝所
鹿島社
子安社・加茂社・八坂社
ニの御柱
それぞれのお社にこちらにお招きいただいたことに感謝してお参りさせていただく。
そして、拝殿へと辿り着いた。
拝殿
拝殿両脇には片拝殿
片拝殿
社叢を背にして横に広がる建物のうち、二重楼門造りの建物を拝殿と言い、左右に伸びる建物を片拝殿と言うそうで。
そして拝殿前で、こちらにお招きいただいたことに感謝してお参りさせていただいた。
そして右手の片拝殿そばには、一の御柱が。
一の御柱
一の御柱後方の、参拝客が立ち入れないエリアには、四の御柱があるので、カメラのズーム機能をフル活用して写真に収めさせていただく。
四の御柱
そして片拝殿左側、後方のこれまた参拝客が立ち入れないエリアには、三の御柱があるので、これまたズーム機能を利用して写真に収めさせていただいた。
三の御柱
今年御柱祭が行われたということを考えると、新たな御柱を見ることができたということに、感謝せざるを得なかった。
立派なさざれ石。
そして、お守り等授与所で、お御籤を引かせて頂き、御柱の年には、御柱のご神木でつくられたお守りが授与されるということを『改訂3版 絶対、運が良くなる旅行風水』で読んで知り、是非とも入手したいと思っていたので、こちらの御柱のお守りをいただいた(←こういうところはミーハーな私なのでしたー笑)
御柱のご神木関連で言えば、御朱印もご神木に書かれた樅板製の限定御朱印なるものが頒布されていると案内が出ていたけれども、私はそこまでの御朱印マニアではないので、樅板製の御朱印ではない、普通の御朱印をいただいた。
そして鳥居近くまで戻り、千尋池へ。
千尋池
この池は、遠く遠州の池に連なるといわれ、千尋の名前もこれに由来するということで、また平城天皇御下賜と伝えられる「売神祝印」は千尋池の中から発掘されたと言われている、というところだったりする。
千尋社
こちらにお参りさせていただくと、とても不思議な感覚を覚えた。
やはり、諏訪大社は日本古来の信仰体系が残されているところだということを感じてしまったりして。。。
そして集合時間までちと時間があったので、お蕎麦を食べることにした。その土地のものを食すことで、その土地のパワーもいただけるということで(^^)
今回は「山猫亭はなれ」さんで
とろろそば(¥1080)をいただきました。
そして、バスの集合時間となったので、バスに乗り込み、次に諏訪大社 下社春宮へ向かったのだけれども、秋宮を出た辺りから、ゲップやオナラといった症状がぴたりと止んだことに驚きを隠せない自分が居たのでした。
参考文献:
諏訪大社 (1978年)
学生社
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