風日祈宮へと向かう。
風日祈宮はプチ内宮と言われるだけあって、とても風情のある場所だったりする。
その光景はとても美しくて、こちらの橋を歩いているだけでも、心癒される。
時間帯が良かったのか、こちらには誰も居なかった。
元寇撃退となった、伊勢の神風の話しが伝えられているという場所でもあるので、流れに乗って追い風を吹かせていただけるような御神徳もあると、私は思っているお社であったりする。
今回もこちらにお招きいただいたことに感謝してお参りさせていただいた。
この美しい風景を独り占め出来たことにも喜びを感じつつ、歩みを進める。
そして神楽殿を通りすぎて、参集殿方面に。
参集殿の辺りを歩いていたら、裏の道を神馬さんが通り過ぎて行く姿を目にしたけれども、突然のことに写真が撮れなかった(爆)
まぁ写真に撮ることが全てでは無いのでね。。。
そして大山祇神社・子安神社にもお伺いした。
この朝の時間帯に、参集殿から大山祇神社・子安神社方面へと向かうと、出勤される巫女さん達や神職の方々の姿を目にするのだけれども、皆さんキチンとスーツを着用されている姿を目にすると、やはり伊勢神宮なんだなぁ、と思ったりする。
そして、大山祇神社・子安神社前を通り過ぎる時には、一礼される姿を拝見すると、私も身の引き締まる思いがするのだった。
やっぱり早朝の内宮はいいところだなぁとしみじみ感じながら、宇治橋まで戻る。
また、伊勢神宮にお招きいただけますようにと擬宝珠に触れてみた。
名残り惜しい気分にさいなまれながらも、神宮会館に戻り、朝食をいただいて、チェックアウト。
今回は「外宮・内宮参拝と初夏の会席料理プラン」というものを利用していて、オプションでチェックアウト後に徴古館に連れて行っていただけるということだったので、こちらを利用して久々に徴古館に行ってみた。
神宮会館の車に乗って徴古館へ。
こちらは、伊勢神宮の祭典の関係資料や御装束神宝、 歴史や参宮についての史料が展示されている場所ということで、神道好きな人ならば、見ているだけで超楽しい場所。
おはらい町に慶光院という場所がある。
そこは式年遷宮にゆかりのあるところとも言え、応仁の乱から続く戦国時代に式年遷宮は120年間も途絶えていたのを、尼層守悦(1代目慶光院上人)という方が全国に勧進を働きかけ、足利将軍家や織田信長、豊臣秀吉などの戦国武将らの協力を得て復興させたというエピソードがある。
その慶光院上人についてもこちらの徴古館で学ぶことができる。
1年程前にJMM(Japan Mail Media)という村上龍さんが編集長として発行するメールマガジンを読んだ際に慶光院について、私は知る事となったのだけれども(伊勢志摩でサミットが行われるようですが、、、という記事にしてます)
改めてその足跡を垣間見たような気がして、涙がちょちょ切れてしまう自分が居た。
そして、私がお伺いした時期に「和紙人形展−−日本神話の世界−−」というものがが開かれていたので、そちらも拝見した。
こちらには天照大神様などの人形が展示されていた。
どれもこれもとても美しいお人形で、しばらく見とれていたら「大神神社に行きなさい」というメッセージが降りてきた。
この後の予定としては、伊勢から桜井まで移動して、談山神社に行こうと思っていた(→「KMTR645 feat. ネコカミノカマタリ」というPVを見て、その時は中臣鎌足が自分の中で大ブームだったので、今回こちらの方面にお伺いするのならば、やっぱり談山神社でしょ!なんて思っていたミーハーな気持ちからだったりするー笑)
今回は神宮会館のプランを利用していたので、1時間という短い時間での館内見学だった。やっぱり1時間じゃ足りない、と思ったので、じっくりと見たかった御神宝や日本画などの図録を購入して、徴古館を後にした。
そして、神宮会館の車で宇治山田駅まで送っていただき、そして、何故か当初の予定とは異なる場所~大神神社~へと向かっていた。