東福寺からバスに乗って、訪れたのは三十三間堂。
もう16時近い時間だと言うのに、参拝客で溢れかえっていた。
拝観料を支払い、境内へ入るとお守り等が陳列されているガラスケースの中に御朱印帳を発見。今はどの神社仏閣でもオリジナルの御朱印帳というものがあるのだなぁ、と思ってしまったりして。
まぁこちらは有名なお寺さんだから、オリジナルの御朱印帳があって当然なんだろうけれども。
靴を脱いでお堂に入る。
お堂の中は写真撮影が禁止なので、写真は撮れなかったのだけれども、等身大の1000体の観音立像の姿を見た時には圧倒された。
これ、人が少ない時に拝観したらとても荘厳なものを感じるんだろうなぁと思ったけれども、いかんせんこの日はGW中の午後の時間帯。
やっぱりお伺いする時間帯を間違えたなぁとひとしきり反省しながらも、こちらにお招きいただいたことに感謝してお参りさせていただいた。
御朱印を頂戴して、お堂を出た。
境内を散策する。
綺麗なところだとは思った。
けれども、やはり東福寺と同じように「造られたものを見ている」という気持ちが大きく、今回はこういったものに触れたかったのではないということに、今更ながら気付いたりした。
もう、京都市内の神社仏閣はいいやと思い、バスに乗り四条河原町まで戻る。
普通の観光客っぽく、錦市場なんて歩いてみたけれども、特に購入したいものも見つからず、、、
そういえば、この日神社仏閣で使ったお金と言えば、拝観料と御朱印代のみだった。
いつも神社仏閣にお伺いすると、そちらで頒布されているお守りや神社仏閣に因んだ本やお線香などホイホイ購入してしまって、散財してしまったぁ(笑)と思っている自分が居るのだけれども、これほどまでにお金を出したいという気持ちが全く起きないところも珍しかった。
そして人間はやはり感動したものや、ときめいたものにお金を使うのだと改めて思ったりして。。。
テクテク歩いて、今回宿泊したホテル(三井ガーデンホテル京都四条)に到着。
じゃらんなどでは割と高評価のホテルだったので、期待していた。
四条河原町まで歩いて行けるというアクセスの良さ、宿泊料の割りには雰囲気が良いというのが高評価につながっているのだろうと思ったりした。
しかしながら、部屋に辿り着くと何故かどっと落ち込んでいる自分が居た。
京都にまで来るお金があるのならば、東京で好きなものでも買ってゆっくりとしていた方がよっぽど充実した時間が過ごせたのではないか?とか、好きだったはずの神社仏閣めぐりをしても全然心が和まず、いつもならば神社仏閣にお伺いする度に、必ず響いてくるものがあるハズなのに、それが全く感じられないのは、何故なんだろうと自責してしまったりして。。。
そして、早く東京に戻りたいという気持ちで一杯になってしまった。