清水寺の喧噪から逃れるようにバスに飛び乗り、向かった先は東福寺だった。
当初は祇園界隈の神社仏閣にお伺いしようと考えていたけれども、清水寺であの状態、ということを考えると、他の祇園界隈の神社仏閣の喧噪が手に取るように想像出来たので、考えただけでうんざりしてしまった、と言うのが一番の要因。
東福寺のバス停で降車すると、祇園界隈の賑わいとは違った落ち着きを感じてほっとする。
そしてしばらく歩いていくと、
卧雲橋
とても綺麗なところだった。
そして日下門に辿り着く。
日下門
境内に入ると本堂が目に飛び込んできた。
本堂
人の流れに従って、通天橋の拝観受付に向かっていた。
通天橋 拝観受付
拝観料¥400を支払い、中に入る。
この日はお天気も良く、清水寺を闊歩していた時は汗だくになってしまった位だったけれども、こちらにお伺いしたら、時折吹く風が心地よく感じた。
そして開山堂へ。
開山堂
こちらでは多くの観光客が普門院のところに腰かけて、お庭の眺めを楽しんでいた。
素敵な眺めだとは思った。
ただ、言葉では上手く言い表せないのだけれども、「造られた」お庭を見て満足出来ない自分自身が居た。
開山堂を後にして、境内を散策。
清水寺でも思ったけれども、お寺なのに、お坊さんを全く見かけないことにも不思議な感覚を覚えたりして。。。
愛染堂
三門
禅堂
別料金を支払えば、東福寺本坊庭園というところも見る事が出来たし、今回は本堂や禅堂の特別拝観というものを行っていたので、お金を支払えば、本堂の中に入ることも出来た。
けれども、何故かそこまで心動かされるものが無かったというのが、正直な感想だった。そして今回京都に来たのは、もしかしたら失敗だったのかも知れないと思いつつ、境内を後にした。
けれども今思えば、この日のこの行動が無ければ、比叡山や吉野にお伺いすることは無かったのだと思うと、全ては神様や仏様のお導きとしか思えなかったりする訳でして。。。