一日を終え、宿坊に戻る。
身延山と言えば、宿坊に宿泊することも出来るということで、宿泊予約の際にはいつも使っている、じゃらんで検索すると山本坊という宿坊が目に入る。
写真を見ると、とても良い雰囲気だった↓
口コミの評価も良かったし、お一人様でも宿泊OKということだったので、迷わず予約してしまった(笑)
身延山に到着した際、荷物を預けた際に撮らさせていただいた写真。
猫さんも居て、ネコ好きな私はテンションが上がった(笑)
お部屋に案内される。
この日は私の他には2組の宿泊客が居るということだったけれども、とても静かだった。
部屋にはドーンとこちらの御三方がいらっしゃった。
こちらの御三方のおひとり、七面大明神様のお姿がとても素敵すぎて、しげしげと長い間眺めていた。
龍に乗ってるなんて素敵すぎる―と一人悶絶(笑)
そして夕ご飯の時間になり、夕食会場へと案内される。
食事会場はふすまで仕切られていて、他のお客さんと顔を合わせなくても良い様になっている。お食事は精進料理ではなかったけれども、お野菜がふんだんに使われていてとてもヘルシーだった。
日蓮様に見守られながらのお食事。
そして夕食後にお風呂に入った。
こちらの宿坊にはテレビも置いてあったけれども、やっぱりこういう場所に来た時にはテレビなんぞを見る気にもならない。
部屋に戻り、静寂の中、部屋の中に飾られている御三方の前で坐禅をしてみた。
やはりこういう土地だけあってか、坐禅をしている間もいろいろなメッセージをいただくことが出来た。
坐禅を終え、部屋で本を読んでいたら、宿の方より翌朝の朝食の時間について尋ねられる。明朝は久遠寺の朝のお勤めに行くつもりだと伝えると、朝食は帰ってから用意したいただけることとなった。そして、翌朝自力で久遠寺まで行こうかと考えていたけれども、宿の方が車で送ってくれるとおっしゃって下さったので、そのお言葉に甘えることにした。
こちらの宿坊は、ホスピタリティが素晴らしいと思う。
就かず離れずの接客。
なれなれしくもなく、かと言ってよそよそしくもない。
一人落ち着くには打ってつけの宿だった。
翌朝、久遠寺での朝のお勤めに参列させていただき、宿坊まで戻る。
朝食は精進料理。湯葉がとても美味しかった。
ちょっと疲れちゃったな、って思った時。
東京からも気軽に来られる場所で、宿坊に泊まって静かな時間を過ごすというのも良いもんだと改めて思ったりしたお宿でした。
宿坊 山本坊