杉本寺から鶴岡八幡宮方面まで戻ってきたのは、第二番の宝戒寺にお伺いしたかったからだった。杉本寺付近には、鎌倉三十三カ所観音霊場である第十番の報国寺や第七番の光触寺などのお寺が集まっているので、短期間で巡礼したいのならば付近のお寺を回った方が効率が良い。
それを証拠に『古寺巡礼シリーズ 鎌倉三十三カ所観音霊場 平幡良雄著(ガイドブック)』という本には二日間で結願できるようなモデルコースも載っていたけれども、私はじっくりと参拝したい派なので、順打ちすることにした。
鎌倉三十三カ所観音霊場めぐりは順打ち(一番から巡ること)しなくてはならない等の決まりは無いそうだけれども、なんとなーく順番にお伺いした方が良いような気がして。
宝戒寺
入山料を支払い、いざ境内へ入ると目に飛び込んでくるのが本堂だったりする。
宝戒寺は萩の寺としても有名だけれども、萩は花が咲き終わると根もとから刈ってしまうので、10月以降は境内が寂しいカンジになってしまうと『御朱印でめぐる鎌倉の古寺 三十三観音完全掲載 改訂版 (地球の歩き方 御朱印シリーズ 1)』には書かれていたけれども、その寂しいとされている風景もなかなかのものでして。
本堂
本堂内にはこれでもか、という位に仏様が沢山いらっしゃった。こちらにお招きいただいたことに感謝してお参りさせていただく(本堂内は写真撮影禁止なので、写真はナシですー)
そして本堂内にあった二枚の天女様の絵に目が釘付けとなってしまった。
それはとても美しい天女様で、お一方は福徳の天女様、もうお一方は縁結びの天女様だった。
こういった天女様がいらっしゃるとはガイドブックには一言も書かれていたなかったので、驚いたのと同時に、とても良い物を見させていただいたような気分になった。
そして寺務所で御朱印を受ける。天女様のものがあったらいただきたいなぁと思ったら、縁結びの天女なるお守りを発見したので、こちらをいただいた。
縁結びの天女
良縁のお守りということだけれども、持っているだけで美しくなれそうなお守りです。
そして境内を散策。
お地蔵さんがひっそりといらっしゃったり
とてもイイカンジ。
聖徳太子堂
德崇大権現堂
大聖歓喜天堂
宝篋印塔
こちらでも、御朱印を受ける人はひっきりなしで、私の後ろに並んでいた若い女子が全ての御朱印を受けたいと伝えたところ「手が腱鞘炎になっちゃうよー」と寺務所で御朱印を書いていた方が冗談まじりに言っていたのが、妙に印象に残ったのでした。
本音なんでしょうけれどもね。
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