1年前に奈良の興福寺にお伺いした際に、拝観料の支払いでしばし待ったという理由で、何故か散華を頂戴した。
それまで散華というものの存在は余り意識していなかったけれども、とても綺麗なので、フォトフレームに入れて今も飾っている。
そして散華というものは、どうやら幸せを招くものなのではないのかしらん?と思い始めていたところで、2015年5月に奈良や高野山を旅して、散華がやたらと気になったので、お伺いした寺院で散華が頒布されているところがあればいただいていたのだけれども、金峯山寺で入手した散華にはっきりと書かれていた。
散華は幸せを招きます。
って。
そもそも散華ってなあに?と思われる方もいらっしゃるかと思うので、金峯山寺で入手した散華に添えられていた文章を引用すると
寺院で法要をする時、諸仏を供養するために花が撒かれます。
これを散華といいます。今では蓮の形をかたどった色紙が代用されています。
というもので、とてもありがたいものだったりする。
幸せのおすそ分け、ということで、2015年5月の旅で入手した散華を幾つかアップしてみますね。
金峯山寺 散華
透明の袋に包まれて、親しい人に郵便で送れるような格好となっています。
私も幾つか購入したのだけれども、親しい人に送ってしまったので、私の手元にあるのはこれ一つ。吉野の桜があしらわれていて、とても美しいのです。
新薬師寺 散華のしおり
私は本を良く読むので、しおりは欠かせないものだったりするのだけれども、あっちゃこっちゃの本にしおりを挟んだままなので、しおりがいつも不足状態となっているのです。
なので、新薬師寺でこちらの「散華のしおり」を見た時には、これだ!と思って迷わず頂いたのでした。
こんなに綺麗なんですよ~。
散華を見るたびに、こころがとても落ち着きます。
そして、この綺麗なものが、絶え間なく、きらきらと舞い降りているのが、この世の中なんだと思ったりもしたりして。
それが観える目を養うことも、この人生に於いての修行の一つなのかな。