翌朝5時に起床。身支度を整えて、宿坊の本堂へ。
高野山の宿坊に宿泊したのならば、朝のお勤めに参加するのは、一つの醍醐味でもある訳で。今回宿泊した宿坊の朝のお勤めは、僧侶が10名以上参列するという本格的なもの。
とても良い時間を過ごせた。
そして、こちらの宿坊の目玉(?)である、経文が収められたマニ車を廻したり、お坊さんの話を聞いたりして(今やっている事に集中することが、徳を積むというような話)、そして食事もいただくことも修行ですという流れで朝食をいただいた(朝のお勤めの流れでそのまま朝食だと思っていなかったので、デジカメを部屋に置いてきたので、朝食の写真はナシです、、、)
朝食を済ませて、荷物を整理して宿坊は早々にチェックアウトした。
そして向かうは奥之院。朝8時台ならば、そんなに人も居ないと思ったので。
最初に高野山にお伺いした時に宿泊したところ。ここはとても良いところです↓
そして一の橋前に。
ここから宗廟まで歩いていくと、お地蔵さんが微笑みかけてくるのが分かる。
前日は人の多さでお声掛けいただけなかった、数取り地蔵さまからもお声掛けいただいたり。
数取り地蔵
数取り地蔵様は、高野山にお参りに来られた回数をつけていらっしゃいます。人は亡くなると閻魔様の審判を受けます。嘘をついたり、悪いことをしたり、悪口を言ったり、人は罪を犯しています。天国に手放しでは行かれないかもしれない。。と、心当たりのある方は、数取り地蔵様にお詣りをされた方がよさそうです。「高野山に○回、お詣りに来てますから、地獄に行かせるのは許してやって下さい」と、閻魔様に交渉して下さるのが、数取り地蔵様です。心当たりのある方は、どうぞお詣りされて下さい。数取り地蔵様のノートに、間違いなく記入していただくために、住所、氏名、生年月日など自己紹介をされて下さい。
~家田荘子 ブログより引用
というお地蔵様なのです。
今、お地蔵さんが気になって『お地蔵さま』という本を読んでいるのだけれども、この本を読もうと思ったのも、高野山でお会いしたお地蔵さん達のお導きなんだろうな。。。
そして御廟橋まで来た。
人がそんなにいなかったので、水行場にお伺いする。
こちらは見ているだけで、禊を受けられるような気になるので好きな場所だったりする。
不動明王様もいらっしゃいますしね。
そして水向け地蔵さまのところにも、人が少なかったので、今回はお水を手向ける。
そして御廟橋を渡り、弘法大師御廟へお伺いする。
やっぱり人が少ない時間帯に、こちらにはお伺いするといろいろお教えいただけることも多いような気がする。
お参りを済ませて、納経所にお伺いして、御朱印を頂戴した。前日は人が沢山並んでいたけれども、この時は人がほとんどいなかったので、すぐに御朱印を頂戴することが出来た。
帰りの道でとても可愛らしいお地蔵さんを発見した。
よく路傍のお地蔵さまで、両手を胸のところに当てて、ありがたいお姿で、拝んでござるお地蔵さまを見受けます。わたくしの寺の門前にも、そのおすがたのお地蔵さまが立ってみえます。
このお地蔵さまは、人から拝まれる立場のみほとけであります。それにかえって、お地蔵さまが、われわれを拝んでみえるということは、いったい何を意味しておりましょうか。そこをよくよく考えて見て下さい。それは、お地蔵さまが六道能化のご本願をお立てなされているから、そのご本願に契(かな)うようにとのおこころで、わたくしたちを、拝んでいらっしゃるのにちがいありません。
~お地蔵さま より引用
たくさんのお地蔵さんに会えるのも、高野山の魅力の一つですよね。
ホント、心がとても癒されるのです。
ちょっと心が疲れたら、こういう場所に一人で行ってみるのもいいですよ。