元々この旅行に出る前から、何故か『豊穣の海』がずっと気になっていた。
第四巻のラストシーン、聡子が本多に清顕について語るシーンについて、若いころは納得がいかなかった。
けれどもこの年になると、聡子の気持ちが痛いほど分かる。
清顕のことを聡子が知らないという場面、それは本当に真実だと。
三輪に来るのを恐れていたのは、自分自身の過去と『豊穣の海』の清顕と聡子を自分自身とダブらせていたからかもしれない。
その封印が三輪に来ることによって、解かれているのだろう、と今では思える。
神宝神社
天皇社
どこかのエッセイストが大神神社をディズニーランドのようと言っていたのが分かる気がした。神社のオンパレード。以前伊勢から高野山に行こうとした際に、移動で桜井で1時間空き時間があったときに、大神神社に行こうか?と思ったけれど、今じゃないと思って止めたことがあったけれど、実際大神神社はとても1時間じゃ回れない場所だった。
そしてくすり道を行き
磐座神社
狭井神社へ
手水舎
三島由紀夫の碑を見た時には、もう何が何だか分からなくなっていた。
三島由紀夫の碑
これは是非とも読んでほしい
そして狭井神社へ歩みを進めた