今回は時間があったので、久しぶりに東寺にお伺いした。
京都駅近くのホテルに宿泊していたので、徒歩で東寺まで移動。
京都の地理に疎い頃は遠回りしていたけれども、イオンの先、伏見稲荷御旅所の前の道を歩いて行けばすぐ東寺に到着出来ることに今更ながら気が付いた。
東寺 慶賀門に到着。
東寺と言えば「お大師さまのおことば」
おことばを目にする度に、心打たれるものがある。
拝観受付へ移動して、金堂・講堂・観智院共通券を購入する。
今回「冬の京都の旅」ということで、五重塔初層内部が拝観出来るということだった。
階段を登り、内部を拝観すると近くに居た係りの方が、内部について説明して下さり、お大師様はちゃんと見て下さいね!とアドバイスをいただいた。
GW等もこの五重塔初層内部は特別公開されているので、チャンスがあれば是非どうぞ。
そして金堂・講堂を拝観させていただく。
金堂の薬師如来様や講堂の立体曼荼羅はやはり素晴らしい。
そして食堂へ移動して、お大師様のおことばの紙をいただく。
金堂では御朱印を求める人の列が出来ていた。
観智院へ向かう途中、工事中の弁天堂があり、善女龍王様の石柱を見て高野山を思い出し
弁天堂でこちらにお招きいただいたことに感謝してお参りさせていただいた。
そしてお隣の大元堂へもお参りさせていただく。
密教感十分。
そして観智院へ到着。
観智院は東寺の塔頭の第一で別格本山で、真言宗の勧学院(大学の研究室のようなところ)、所蔵する密教聖教の量と質では我が国最高とのこと。
写真撮影はお庭のみOKということだったので、写真を撮らせていただく。
こちらにはかつて剣豪・宮本武蔵が3年間身を隠したといわれ、宮本武蔵の描いた襖絵がある。
ここで身を隠していた3年の間に、武力の力だけではないものを感じ取ることが出来るようになった宮本武蔵が描いた襖絵だと、ガイドをされている方が説明してくださった。
襖絵にも感銘を受けたのだけれども、やはりこちらは五大虚空蔵菩薩像と愛染明王像が圧巻の迫力だった。
そして、今回東寺にお伺いしたら絶対にお参りさせていただきたいと思っていた大師堂に向かう。
大師堂にお参りさせていただく前に、不動明王様、
三面大黒天様
そして高野山遥拝所にお参りさせていただき
高野山・奥之院に想いを馳せた。
そして大師堂に到着。
朝のお勤めに参列したいと思っていたけれども、今回コロナの影響で参列はNGだったので朝にお伺いすることは諦めたけれども、やはり大師堂は空海さんの衆生を思って下さる気持ちと、そして信者の皆様の真摯な信仰が融合した、それは素晴らしい空気感が漂っている場所だった。
大師堂でお参りさせていただき、心穏やかになった後、何か記念に残るものが欲しいと思い授与品を見ると素敵なお線香があった。
「風信香」
こちらを購入させていただき、東寺を後にした。
そして帰宅後、お線香の箱の中に入っていた紙を見ると
この風信香の由来は古く平安時代にさかのぼります
宗祖 弘法大師が叡山の伝教大師 最澄に差し出した真筆の書簡<風信帖>の中に、お香の贈り物を感謝している文章があります
この香はその名筆の冒頭をとり、名づけて風信香とよばれ、昔から東寺に伝来したものです
今回比叡山、東寺にお参りしたあとにこのお線香をいただけたこと、それが一つの線となって繋がったかのように感じた瞬間だった。
P.S.今更ながらYoutubeで高野山の法話のチャンネルを見つけまして、素晴らしかったのでシェアさせてくださいませ。