九十九折の参道を歩く。
最近、自身を取り巻く環境に気を取られていたせいか、自然を愛でる余裕も無く、こうやって遠く離れた聖地でやっと自然に触れ、そしてきちんとした呼吸が出来たような気がした。
写真には映す事が出来なかったけれども、葉先に乗っている露が太陽の光に反射してきらきらとしている様を見る事が出来て、美しいと感じることが出来る時間。
この時間こそが、この時の私に必要な時間だったのだと思えた。
鞍馬寺に到着。
本殿でお参りさせていただき、御御籤を引かせて頂いた。
以前こちらで御御籤を引いた際に、的確な言葉を頂戴したことが記憶に残っていたので。
そしてやはり今回も的確な言葉を頂戴した。
悪しき人間はそれなりの結果が待ち受けている。
その者に対して、自身を犠牲にして復讐を企てることは馬鹿げている。
全ては神仏にお任せして、己は己がやるべきことをやれば良い、と。
東京に戻らなくてはならない時間が迫っていたので、帰りはケーブルを利用した。
そして京都に移動して、バスに乗り伊丹から東京へ戻る。
東京に戻り、しばらくして、神様の言葉を語る人からメッセージを貰った。
これまで耐えて、我慢して、けれどもその状況を誰にも言う事が出来ずに苦しんできた日々が続いていましたね、でももう大丈夫です。
神は奇跡をあなたに見せるでしょう、と。