玄賓庵から山の辺の道を戻り、大神神社を後にする。
桜井に来たのならば、もう一箇所お伺いしたいところがあったので、今回は久延彦神社などにはお伺いすることは断念。
ホント、大神神社はお参りするところがいっぱいあって、じっくり参拝したいのならば、一日時間を取らないと満足するまでお参り出来ないことを改めて実感したりして。
JR三輪駅まで戻ると、次の桜井行きの電車までは30分程時間があった。
なので以前から気になっていた、三輪駅から近いこちらの神社にお伺いしてみることにした。
三輪恵比須神社
JR三輪駅から大神神社に歩いて行くと、いつもこちらの神社の案内版があって気にはなっていたのだけれども
大神神社とは反対方向に向かわなくてはならないということで、いつもスルーしていた神社だったりした(スミマセン、、、)
御祭神は八重事代主命、八尋熊鰐命、加夜奈流美命。
御由緒については
日本最初の市場海柘榴市(つばいち)の守護神として、愁久の昔創祀られ「つばいちえびす」と称えられエビス信仰の本源をなす大和の古社であります
と書かれていた。
手水で清めて
狛犬さんたちにもご挨拶。
そしてこちらにお招きいただいたことに感謝してお参りさせていただいた。
とっても、明るい神様がいらっしゃるように感じる。
大神神社には朝早くお伺いした際にはそれほど参拝客の姿も無かったけれども、私が今回三輪の地に来たのが日曜日ということもあって、大神神社を立ち去ろうとしていたお昼時には御朱印にも列が出来ている位、沢山の参拝客の姿を目にした。
しかしながら、こちらでは参拝客の姿はまばらで、それも自転車で乗りつけて来るような地元の方しかいらっしゃらないようなカンジだった。
それだけ地元密着系の神社なんだろうなぁと思いながら、境内を散策。
琴比羅神社
佐藤春夫句碑
そしてパワスポ好きな人ならば、見ただけで泣いて喜ぶような御神木があった。
ケヤキの御神木
木の幹が根元より二つに分かれ、昔から夫婦欅と親しまれてきた樹齢600年余りの霊木だという。
こういったものがあるということは全くもって知らなかったので、とても驚いてしまった。三輪の隠れたパワースポット!なんて売り出せば、ホイホイとそういうものが好きな人が集まるだろうにと思いつつ、東京に戻ってからこちらの神社のHPを見ても、そういった言葉は全くない事にも素直に好感が持てた。
そして社務所で御朱印を頂戴して、こちらを後にした。
とても地元の皆様に愛されている良い神社だな、と思いながら三輪駅まで歩くと、その周辺は昔ながらの家が多く立ち並んでいて、私が知らない三輪という土地を垣間見たような気分になれた。