最近、ちょっと落ち込んでいた。
理由は分かっている。
2週間程まえに行ったバスツアーで、隣に座っていた人のネガティブな想念をモロに受けてしまったということ。
自分自身プロテクトが甘かったと今更ながら思ってしまうのだけれども、その日は油断して塗香もつけずにバスツアーに参加して、そして、いつもバスツアーなどに参加した際には隣の席の人ともあまり話さないのだけれども、その日は何となく隣の席の人と話してしまった。
その隣に座っていた人とは年も近いということもあり、そして、神社仏閣にも興味があるということで話は弾んだのだけれども、その人の口から将来の金銭的な不安の様なものを聞いた時に、モロにその人の想念に影響されてしまった。
将来年金だけじゃ暮らしていけない、と言ったような、超ネガティブな発言に、だったら今から自力で仕事を起こすなりすればいいじゃないですか、と伝えたけれども、そんなことは出来ない、と言われたことで、私も、将来への不安、というようなものを感じるようになってしまった。
その後から、何故かいつも何かにおびえているような不安な思考状態に。
このまま、こんなブログを書いていても何にもならないんじゃないだろうか、とか、もっと現実的にお金が稼げる仕事をしなくてはならないのではないだろうか、とか、それまでの自分の「何とかなるさー!」みたいな感情が全てどこかに行ってしまったくらい、そりゃもう酷いネガティブな思考がぐるぐると渦巻いていた。
翌週、割と好きなバンドのライブを見に行った。ライブ自体はとても楽しかったので、そこでこの酷いネガティブな気分が晴れるのかと思いきや、彼らは成功しているけれども、私は未だに全然成功していない、とか、どうでもいい思考がグルグルと巻き付いていることを感じたりして。。。
人のせいにしてはイケナイと思いつつ、けれどもやっぱりその隣の人の思考に影響されまくっていることを自覚しながら、昨日お風呂で湯船に浸かっていたら、突然「寒川神社」というキーワードが浮かんだ。
寒川神社と言えば、昔奈良の丹生川上神社上社にお伺いした際に、社務所で対応された神職の方が、大きな神社での奉職の経験が無いと、丹生川上神社での奉職は出来ないということで、寒川神社での奉職後に丹生川上神社上社に務めることになった、という話を思い出した。
寒川神社自体、パワースポットとして有名なところだとは知っていたけれども、都心からは1時間30分程度かかる場所ということで、なかなか足が向かない場所だったけれども、これはお伺いしなくてはならないと思い、今日、お伺いしたという訳でして。
ただ、やはり、こういうことがあると、神社仏閣に「行きたい」=「呼ばれる」という感覚は無視してはいけないのだということを、ありありと実感することが出来たのでした。
新宿から小田急線に乗り、電車に揺られること1時間30分程度で、寒川神社最寄り駅の宮山という駅に降り立った。
都心から1時間30分程度だというのに、無人駅。しかも電車は降りる時にボタンを押さないと開かない仕組みになっていたことに衝撃を受けつつ(爆)駅から寒川神社を目指す。
案内版が出ているので迷う事は無い。
そして7分程度歩くと、寒川神社に到着。
寒川神社
神池橋
三の鳥居
鳥居を潜ると、宮山駅付近ののどかな雰囲気とは一変して、神域感がグッと増す。
そして参道を歩く。
旧一の鳥居
すごいなぁと写真に収めたら、光が差し込み
神々しいまでの光が降り注いできた。
しょっぱなからスゴイなぁと思いつつ、歩みを進める。
そして手水で清めて
手水舎
とても大きな狛犬さん達にご挨拶して
神門を潜り、御本殿前に到着した。
御本殿
10月下旬ということで、境内には多くの七五三の参拝客の姿があった。
着飾った小さなお子さんの誇らしげな表情などと言った、微笑ましい光景を堪能しつつ、お参りさせていただこうと思って空を見上げたら
登り龍を思わせるような雲を見ることが出来た。
そしてこちらにお招きいただいたことに感謝してお参りさせていただくと、とても凛としたお姿の神様がそこにはいらっしゃった。
今回、こちらにお招きいただいたということには、寒川神社の御神徳を考えるととても納得できるものがありまして
御由緒
古くより、関八州の守り神として
また江戸の正裏鬼門をお護りするお社として敬仰されています。
とりわけ全国唯一の八方除・方位除の守護神として
地相・家相・方位。日柄・交通・厄年などに由来する
すべての禍事・災難を取り除き
家業繁栄・福徳開運をもたらす
御霊験あらたかな神様として信仰されています。
~寒川神社 リーフレットより引用
寒川神社の御神徳は、全ての悪事災難をとり除き、福徳開運を招き、生活活動に限りなき恩恵をもたらすなど、実に広大無辺だと言われている。
そして御神徳通り、お参りさせていただくと、それまでグジグジ考えていたネガティブなものを一気に取り払っていただけたような感覚を覚えた。
神様仏様は、必要な時に、必要なところに行くようにお導き下さっているのだと改めて実感してしまい、そして、神様や仏様の御慈悲から、今回寒川大明神さまのところへお連れいただいたのだと思うと、本当に涙が出そうになってきた。
こちらは、本当に「気」が良いところ。
そして御本殿前のカンジが明治神宮そっくりだった。
御本殿脇には、寒川神社独特のものが。
方位盤と渾天儀
方位盤と言えば、伊勢の猿田彦神社の八方位を示す八角形の石を思い出してしまったけれども
↓これは猿田彦神社の八方位を示す八角形の石。
渾天儀と言うのは、赤道環・黄道環や子午環・地平環など いくつかの環からなる球形の天文機器で,中国では古来より天体の位置観測に用いられたものだということ。
この方位盤と渾天儀を見ていたら、こちらが全国唯一の方位除・八方除の守護神だということを、ありありと実感することが出来た。