葛城一言主神社での参拝を終えて、長柄神社へと向かう。
名柄一帯は明治期の面影を残している場所ということで、歩いていても素敵な風景。
片上醤油さんというお醤油屋さん。
こちらでお醤油などをゲットしようかと思ったけれども、お店の中を覗いてもどなたもいらっしゃらなかったし、置かれていたチラシを見たら通販もやっているということだったので、欲しかったらお取り寄せしようと思った。
それに、雨の中を歩いていたので、体力の消耗が激しくて、お醤油を持ち運ぶ余裕が無かったというのが正直なところだった。
普通のお家の前にあったたぬきさんにも頑張れーと言われているような気分になりつつ、歩く。
案内板を見ても、はっきり言って、どこを歩いているのか訳分からん状態になっていた。
しかし、歩みを進めていくと、お寺と神社の雰囲気が漂ってきた。
そして長柄神社に辿り着く。
長柄神社
と御由緒を見ると、歴史ある神社なんだけれども、社務所も無く、境内に遊具があったりする、地元密着型の神社だった。
しかし地元密着型と言いつつ、どことなく風情のある鳥居と狛犬さんたちだった。
そしてこちらにお招きいただいたことに感謝してお参りさせていただいた。
拝殿は古さを感じさせるものの、とても渋くてイイカンジ。
境内を歩いてみると名前の書かれていないお社が3社あった。
なんとなく、何だけれども余所者がお参りするところではないような気がしたので、お参りするのは控えさせていただいた。
そして長柄神社を後にして、名柄の町を歩く。
昔っぽい郵便局があったり、
国の文化財に指定されているという、中村邸があったり
レトロな街並みなんだけれども、そのレトロさで商売しているお店を私は見る事が無かったので、良い意味でも悪い意味でも観光地化されていない土地なのだと感じた。
そして、今回御所に来た、最大の目的である高天彦神社を目指す。
名柄から高天彦神社方面へは、地味に坂道になっていて、意外に体力を消耗させる。
途中春日神社があったりしたのだけれども、何故かここら辺で疲れがどどっと出て来て、こちらにはお参り出来なかった。。。
そして、坂道を登っていくと住吉神社に到着。
住吉神社
こちらでお参りさせていただいて、しばし歩みを止めて休憩する。
しかし、この先もずっとアスファルトの坂道を歩く事となった。
もう高天彦神社に行く事は止めようかと思ってしまう程、何故かとても疲れていた。
高天彦神社に行く途中にあった、極楽寺というお寺さんもスルーしてしまった位。。。
もうこのままタクシーでも拾って、御所駅方面に戻った方が良いのかしらん?と思うほど、自分の体力が消耗しているのは分かった。
けれども、この看板を見たら、やっぱり苦しくても行かなくてはならないのではないか?という気分になり、疲れた自分に鞭打って、再びアスファルトの坂道を登り始めた。