キュウソネコカミというバンドが居る。
そのバンドの存在を知ったのは、たまたまYou Tubeで見た「ファントムヴァイブレーション」という曲だった。スマホに依存している姿を歌っているのが、とってもシニカルで、自分の中のツボにはまった。
私は電車に乗る度に、乗客を見ると、みんなスマホをいじくっていて、これって何だか不思議な光景だな~、と思ってしまう。ちなみに私はスマホを持っていないので、スマホ依存症になることはないのだったりする(笑)
スピ系の人が、電子レンジの電磁波がぁ~とか言いつつ、スマホは片時も離さない姿を見たりすると、スマホの電磁波の方がやばいんじゃないですか?と突っ込みたくなる。
まぁ、その手の人たちの常套句は「結界貼れば大丈夫です」と訳の分からんことをおっしゃるんですけどね~。
彼等の曲の中でも結構好きなのが「ビビった」という曲。
子供の頃テレビで見ていたミュージシャンは神の領域で
実際自分がそこに立つには相当の運とタイミング重要
飽和してしまったこの時ににCDなんてもういらない
レコード聴いてる俺カッケーとかそのへん俺もうなんでもいいルーツが無いとか言われても、昔のバンドをよく知らない、
リスペクト、パクリは同じかな? ちょっと聞け耳貸せ…..なめんじゃねぇ!ファッションミュージック鳴らせないと生き残れないこの世界では
俺が何か叫んだ所で、キャッチーじゃないと誰も聞かない
それでも何かを叫んでいる誰かに届くまで叫んでいる
俺らが世界を変えてやるって意気込んでもきっと意味は無い!!ビビった。評論ばっかつらつら並べて、全然売れる曲は書けない、オリコンチャートは今日もたくさんの愛で溢れて壊れている
評価のされ方意味わかんねぇ、誰が得なんだこんな賞?、意味なんかいらんそれでOK、結局音楽はBGMさぁみんなで手を振って、さぁみんなで踊ろうよ
メジャーに行って1、2年で消えるバンド多過ぎクソワロタ
動員無いのにゴリ推し出演、フェスの舞台で大惨事
消費されて飽きられる前に
売れたいマジでビビったファッションミュージック鳴らせないで口ばかり達者になりやがって
グダグダ言ってるヒマあるならリスナーの耳をこっち向けろ
はいはい誰もが勝てずにいる、誰かに届く前に力尽く
俺らの作った音楽を売っていらなくなったらはい終了!!ビビった。
この曲を初めて聞いた時に、歌詞に妙にシンパシーを感じて、自分が何かを叫んだところで、一般受けしないブログを書いているという状況にも似ていると思ったりした。
けれども、叫ばずにはいられないので、私はこうやってブログを書いている。
私が言いたいのは、誰かに依存せずに、自分自身で考えること。
自分の道は、自分でつかみ取ること、ってことだったりする。
ある雑誌を読んでいたら、人間の脳は「7年でモノゴトに飽きる」ようにできていると書かれている記事を見つけた。
人間の脳は「7年でモノゴトに飽きる」ようにできているのだそうだ。
昨年、あるテレビ番組の収録でお目にかかった黒川伊保子さん。感性アナリストを名乗る。トレンドを予測し、企業にデザインや商品名のアドバイスをしている。彼女によれば、脳の感じ方は7年周期で変化するから、自動車や都市のデザインもそれに同期し、ファッションも変わっていくのだそうだ。
世界の感性の潮流も規則的な波を描いて変化する。アナログ(グラマラス=蠱惑的)な時代とデジタル(クール)な時代が、28年周期で交互にあらわれる。デジタルな時代には、直線的なボディの車が流行り、アナログ時代には曲線的で丸っこい車が好まれる。例えばそういうことである。
いまはアナログ時代。2013年にピークを迎え、徐々にデジタル的な時代に移っていく。「その兆候は既に2011年から顕れていて『癒し』や『友愛』などのソフトなキーワードに象徴される時代から、脳の気分は、凛とした正義や本質を求める時代へ変化してきている」のだそうである。
~「女性を増やす ポジティブ・アクション」潮田 道夫氏エッセイより引用
確かに『癒し』産業というものは、徐々に廃れていっているようで、転職市場でも、いわゆるセラピストやマッサージ師など『癒し』と言われる職業に従事していたけれども、廃業して転職活動をしている人を多くみかけるという話を聞いた。
立春も過ぎて、本格的に新年を迎えた今こそ、これから何をしたいのか、自分が世間に相手にされなくても、何を叫んで、何を伝えていきたいのかを、真剣に考える時なのかもしれませんね。
凛とした正義や本質を求める時代、ですからね。
自分の本心に正直に行かなくちゃ。