大山阿夫利神社下社に戻り、お神酒を頂いたり灯明をあげたりして、すっかり大山を満喫した私は、そのまま伊勢原まで戻ろうかと思っていた。
大山寺にお伺いする体力は残っていなかったので(爆)
ケーブルカーに乗って、大山ケーブル駅まで戻ろうかと思ったのだけれども、ケーブルカーが大山寺に差し掛かった時に、下車する人が居たので、何故か自分も降りていた(笑)
無意識って怖いわーと思いつつ。
ケーブルカーを降りて、大山寺を目指す。
こういう雰囲気大好き。
そして本堂へと向かう道を案内した看板を見て、迷わず正面参道を選んだ。
なんだ、体力残ってるじゃん、私、と思いつつ、歩みを進める。
大山寺 正面参道
またしても階段。
ホント、神社仏閣めぐりは体力勝負なのです。
大山寺
空海さんにゆかりのあるお寺ということで、大師堂があったりする。
大師堂
大山寺というのは、
大山は、丹沢山地の東端、伊勢原市域の西北端に位置する標高1,252メートルの山である。山頂付近の発掘調査により、縄文時代後期の土器片、古墳時代の須恵器・土師器などが発掘されている(縄文土器については後に持ち込まれたものとする説もある)。山頂には阿夫利神社(現・大山阿夫利神社上社)、中腹には同神社の別当寺の大山寺(不動堂)があった。阿夫利神社(石尊大権現)は『延喜式』「神名帳」にも記載がある古社で、この山が古くから山岳信仰の霊地であったことがわかる。
『続群書類従』所載の『大山寺縁起』によれば、大山寺は天平勝宝7年(755年)、東大寺初代別当(住職)の良弁が聖武天皇の勅願寺として開創したという。寺伝では空海(弘法大師)を3世住持と伝承する。元慶2年(878年)に地震に伴う火災で焼失し、同8年(884年)に復興するという。『吾妻鏡』によれば、建久3年(1192年)8月9日、源頼朝は北条政子の安産祈願のため、当寺を含む相模国の寺社に神馬を奉納している。その後一時衰退するが、文永年間(1264 – 1275年)、願行房憲静(けんじょう)により中興。中世には修験系の信仰の場として栄えた。
近世初頭、徳川家康は大山寺の改革を断行。慶長13年(1608年)に57石、同15年(1610年)にさらに100石を寄進するなど保護を与える一方で、修験者や妻帯僧を下山させ、清僧(妻帯しない僧)のみを山上に住持させた。3代将軍徳川家光も伽藍の修復代を寄進するなどの援助を与え、家光の代参として春日局が2度にわたり参詣している。江戸時代中期(18世紀後半)以降、豊作や商売繁盛などの現世利益を祈念する人々による「大山詣で」が盛んになり、関東各地に「大山講」が組織され、大山参詣へ向かう「大山道」が整備された。前述の家康の改革で下山した修験者らは「御師」として参詣者の先導役を務め、山麓の伊勢原や秦野には参詣者向けの宿坊が軒を連ね、門前町として栄えた。
明治初期の廃仏毀釈・神仏分離で大山の廃仏と神社化が図られ、大山中腹にあった不動堂は破却されて、現在の大山阿夫利神社下社となった。その後、明治9年(1876年)、現在地(元の来迎院の跡地)にて不動堂の再建が着手され、明治18年(1885年)に明王院という寺名で再興された。大正4年(1915年)、明王院は観音寺と合併し、ようやく大山寺の旧寺号が復活した。
~Wikiより引用
ということで、とても興味深いお寺だったりする。
けれども、大山阿夫利神社に比べると参拝客の数は少ないので、私のような神社仏閣好きには堪らない場所だった(笑)
雨降山と言われるだけあって、至る所に龍。たまらん。
手水で清めて、本堂でこちらにお招き頂いたことに感謝してお参りさせて頂いた。
なんか良いところだなーと思いつつ、御朱印を頂戴した後に境内を散策。
宝篋印塔
鐘桜
倶利伽羅の滝
ここは不思議なところだった。
龍が写ってる。
分かるかな?
いずれにせよ、とても「龍」の存在を感じるところだったので、しばらく眺めていた。
八大童子
伯耆坊大天狗 大神
法現出世稲荷大明神
かわらけ投げも出来るんです~。
大山阿夫利神社に行ったら、大山寺に行かないのは勿体ないよね~、と思いつつ、お伺い出来てよかったと満足感に浸りながら、ケーブルカーの駅に戻る。
ケーブルカーがやってきたので、それに乗車したら、何故か大山阿夫利神社駅に逆戻り(爆)
間違えてしまったのだった(爆)
ケーブルカーに何回乗ってもOKなタイプのフリーパスを購入していたので、余計な出費は抑えられたのでした。
大山ケーブル駅に戻り、てくてく歩いていると、行きでは気が付かなかった滝が見えた。
その近くにお社があったので、覗いてみると
御祭神は高龗神さまと、祓戸四柱神さまだった。。。
こちらは、お山に登る前にご挨拶しておかなければならなかった場所だったのね、とちと後悔しつつ、帰り際でもお呼び頂いたことに感謝してお参りさせていただいた。
そしてバス停までのお土産屋さんなどを眺めつつ、大山名物のお豆腐と、そして美味しそうなミカンが格安価格で販売されているのを発見したので、それを自分へのお土産として購入。
今度お伺いする際には宿泊して、じっくりとこの地の気に触れたいな、と思った、とても良い場所でした。大山。