入山祓所でお祓いを済ませた後、向かうは大山阿夫利神社本社。
そして、それは登山を意味していることはこの時は知る由もなかった。
うん、高尾山に登る位のイメージだった。
今になって思えば、大山に比べたら、鞍馬山はハイキングだし、伏見稲荷大社のお山めぐりはお散歩程度の感覚なのだった。
大山頂上登山口
イキナリ急な階段からスタートですよー。
回りに居た人々は、思いっ切り登山装備の人々ばかりで、トレッキング・ポールを手にしている人々も多し。
こういうカンジのやつ↓
私と言えば、鞍馬山に行ったときのような感覚で、普通にGパンとスニーカー、ダウンコートという出で立ちだったので、思いっ切り浮いていた(爆)
はい、こんど大山に行く事があれば、ちゃんとした装備で出かけます。。。
急な階段を登り切ったところにあったのは、白山神社。
白山神社
大山修験(山伏)は、山中で行う修行の中で、白山神社を拝するのがその一過程であった。当社は加賀の国、白山神社と関係深く、大山寺開山(752年)前に建立されたといわれる。
と書かれているものを目にして、テンションが上がる。
私は、修験道というものに、何故かとても惹かれるのです(笑)
これからお山に登らさせて頂く事に感謝して、お参りさせていただいた。
そして大山阿夫利神社本社を目指す。
ご覧の通りの道なので、本当に登山なのだった。
多分、頂上に神社がなければ、私は登山というものはしないと思う。
高い山に登ったということは、自己満足でしかないと思うし、第一疲れちゃうじゃん、と、根っからのめんどくさがりや精神で普段どこに行くにも億劫なのに、神社やお寺があるというと、いそいそと出かけてしまう。
こういうのって、何なんでしょうね。ホント。
しかし、こちらは歩いていると、磐座を思わせるような大きな石が至る所にある。
磐座なんだろうけれど。
何故か「懺悔懺悔六根清浄」と呟きながら、山を登っていた。
傍から見ると、相当危ない人だよね、と自分を客観視しつつ(笑)
夫婦杉に差し掛かる。
夫婦杉
大山は昔、「アド街ック天国」という番組を見ていた際に、パワースポットとして紹介されていた。
パワスポなんて紹介されちゃうと、人が大勢押しかけちゃうよな、と思って、興味を失っていた部分もあったけれど(それが大山に足が向かなかった理由の一つでもあったりする)、自然というものは、やはりとてもパワーを与えてくれる。
磐座や御神木に抱き付いたりしなくても、歩いているだけで、パワーを与えてくれる。
そういうのが、本当のパワースポットなんだろうなぁ、と思った。
大山に居る岩や木などから、自分がまだまだヒヨッコだということを散々語られているような気になりつつ(笑)
牡丹岩
天狗の鼻突き岩
さすがにこちらに着くころには、休み休み歩いていた。
けれどもちょっと休むと、更にパワーアップしたように感じて、ひょいひょい歩いている自分自身にびっくりした面もあった。
何かが押してくれているような感覚。
十六丁目追分の碑
大山には、何丁目、ということで、今自分がどの辺りに居るのか、ということを示すような指標がある。
最終的には何丁目まであるのか、この時点では分からなかったけれど、実際は山頂が二十八丁目なのだった(笑)
まぁ、分からない方が幸せなこともありますからネ。
「懺悔懺悔六根清浄」と呟きつつ、山頂から降りてくる人々と「こんにちは」と山特有の挨拶をかわしながら、ひたすら歩く。
山に居る人達は、全て良い人に感じてしまうのは何故なんでしょうね(笑)
そして20丁目の富士見台に到着。
富士見台
お天気がよかったこともあって、富士山がとても綺麗に見えた。
富士山を見て、ちょっと感激してしまう自分が居たことに驚いてしまった。