ツアーバスは内宮へ。
宇治橋前に到着して、鳥居を写真に収めると、冬至でもないのに、鳥居から陽の光を拝むことができた。
時間が合わなければ、こういった光景に出会う事は出来なかったと思うと、とてもありがたい気持ちになった。
そして鳥居を潜り、宇治橋を渡る。
お天気に恵まれていたこともあるのだけれど、至るところで光を感じた。
伊勢神宮は呼ばれた人しか行けない場所である、という説があったりする。
昔は「そんなアホな」と思っていた部分もあったけれど、1年ぶりにお伺いして、こうやって光でお迎え頂けたことを考えると、やっぱり呼ばれたのだと、思ったりした。
まぁ、ほとんどの神社仏閣についてはそうなんだけどね(笑)
この日は朝8時台だったのにも関わらず、参拝客があまりいなかったことに、正直驚きを隠せなかった。
玉砂利の参道を歩んでいくと、いろいろなことが思い返された。
1年前、会社を辞めて頑張っていく、と誓ったことなど。
大正天皇お手植えの松
手水舎
斎館
御手洗場
手水でも清めたけれど、内宮に来たときには、五十鈴川に手を浸して清めている。
そして去年の10月に来た時には、何故か五十鈴川に落ちたことを思い出した(爆)
まぁ、それだけ自分自身、禊が必要だったんだろうと今では思える。
全ては必然ですからね。。。
紅葉が水面に映ってとても美しい。
そして瀧祭宮さまにお伺いする。
瀧祭宮
式年遷宮後にお伺いした際には行列が出来ていて「ギョ!」と思ったけれど、この日は誰も居なかった。
なので、お呼び頂いたことに感謝して、そしてこれまで1年間見守って頂いたことに感謝してお参りさせて頂いた。
本当に3連休中とは思えないほど、人が少なかった。
撮る写真、撮る写真、全て光に満ち溢れていた。
そして御正宮前に到着。
御贄調舎
御正宮
コートを脱いで、御垣内参拝をさせて頂く。
神職の方が、丁度1年前に御垣内参拝させて頂いた方と同じ方だった。
この神職の方はとても良い方だったので、記憶に残っていたのだけれど、1年後にこうやって再び御垣内参拝でご案内して頂けたことに、天照様のお導きを感じた。
そして御垣内の中で今までの感謝を述べると、とても暖かいお言葉を頂けた。
涙が出そうになるのをぐっとこらえて、ご案内して頂いた神職の方にお礼を述べて、御垣内を後にした。
内宮内は光に溢れていた。
内宮境内を歩いていたら、神社にお伺いするということの、本当の意味が分かったような気がした。
神社というのは神様にお願いごとをする場所ではなく、神様に誓いを立てる場所だということ。
1年前にお伺いした際に、天照様や豊受様や諸々の神様に誓いを立てた。
そして、1年後の今、再び伊勢神宮にお伺いして、誓いを立てた全ての神々の皆様が私を見守っていて下さったことがありありと分かった。