伊勢は去年の11月にお伺いして以来、足が遠のいていた場所でありまして。
式年遷宮後の混雑っぷりが半端ではなかったので、2014年中はいいかな~と思っていたけれど、何故か唐突に行かなければと感じて、バスツアーを利用して行ってきました。
夜に東京を出て、朝に伊勢に着くというツアーで、今年は夜行バスを利用した旅行はしていなかったので、ちょっぴり疲れる、、、
朝5:30頃に外宮に到着。
真っ暗なのだった(爆)
私、伊勢通いをしていた頃は、早朝参拝は内宮でしかしたことがなかったので、朝5時台の外宮に来たのは実は初めてだったりした。
真っ暗で良く分からないよーと思いつつ、空を見上げると、星がとても良く見えた。
以前『狐―陰陽五行と稲荷信仰』って本を読んだ際に、
中国の古代天文学及び哲学では、北極星を宇宙の中心と考え、北極星を神霊化して天帝太一とした。この不動の北極星の周囲を規則正しく回転する北斗七星は天帝の乗車、また輔弼(ほひつ)とされて、その二者は相即不離の関係にある。北斗七星は絶対狂わない天の大時計として農時の目安とされ、穀物神ともされた。しかし同時に看過されないのは北斗七星の形成するその斗形(ますがた)、つまり天の大匙ともいえる形である。この形の故にも北斗は御饌の調進者と考えられたものと思われる。
私見によれば、伊勢神宮の天照大神には太一、御饌津神の豊受大神には北斗がそれぞれ習合されていて、内宮・外宮の呼称も内側の太一、その外側を回転する北斗にそれぞれ拠っていると推測する。
~狐―陰陽五行と稲荷信仰より引用
という記述があったことを思い出す。
早朝の外宮はまさに北斗七星だと思わせるものがあった。
暗い中、四至神さまに1年ぶりになってしまったことをお詫びしつつ、ご挨拶。
四至神
外宮の境界を守護されている神様です。皆さん全然知らないみたいですが。
そして御正宮の方へ歩みを進める。
陽が昇っていないので、御正宮の扉も閉じている。
1年間ぶりの参拝になってしまったことを詫びつつ、お参りさせて頂くと、とても優しい言葉を頂いた(ような気がした)
ちょっと泣きそうになる、って、この時点でこれではイカン、と涙をこらえる。
三つ石
朝5時台に三つ石に手をかざしているようなおバカさんは見なかった。
亀石
そして多賀宮方面へ歩みを進める。
内宮もそうだけれど、外宮でも早朝に写真を撮るとオーブが撮れる確率が高い。今回撮った写真にもちょこちょことオーブが映っていた。
地蔵石
なんとなくお元気なさそうに見えてしまった。。。
そして多賀宮へ到着。
多賀宮
前回多賀宮にお伺いした際には、とんでもない人数が並んでいたのだけれど、今回は早朝ということもあってか、ほとんど人が居なかった。こちらでも1年ぶりになってしまったことをお詫びして、参拝させていただくと、御正宮と同じメッセージ。
涙ちょちょぎれそうになる。。。
そして土宮へ。
土宮
もう何回来たのだろう、と思った。
とても悩んでいた際に藁をもすがるような気持ちで伊勢通いをしていたけれど、その度に神様はお力を下さっていた。伊勢通いをしている際には分からなかったことも、1年お伺いしていなかった間にいろいろな神様や仏様にお伺いしていたこともあって、なんとなく分かっている自分に気が付いた。
風宮
そして、下御井神社へ。
辺りが真っ暗だったので、誰も居なかった。なので、じっくりと参拝が出来た。
やさしい。
下御井神社
そして社務所に行き、来年の干支の置物と五十鈴を頂いた。そして御朱印も頂戴した。
朝5時から社務所が開いていて、お守り等の授与品や御朱印が頂戴できるのは、さすが神宮だな、と思った。
そして御正宮の前に戻り、しばらく佇んでいたら、とても甘い香がしてきた。
なんなんだろう、と思ったけれど、周りには誰も居なかった。