長谷寺を後にして、門前町を歩いていると「こっちにも寄ってけ」というような気を感じた。
ここは法起院という、西国三十三所番外札所というところだった。
法起院
こちらは、西国順拝開基・徳道上人御廟所だったのです。参拝させて頂いた時は、徳道上人のゆかりのところ、位の認識しか無かったけれど、東京に戻ってから分かった「徳道上人は、金峯山寺の開祖である 役 小角 ( えんのおづぬ ) の生まれ変わり」説を考えると、本当に不思議な気持ちで一杯になってしまうのでした。
約十年間の修行の後、智道兼備の名僧となられた上人は、大和の長谷寺、鎌倉の長谷寺をはじめ諸国に四十九ヶ所の寺院を建立されました。
その中でも大和の長谷寺では本尊大観音を御造立されました。
前記の養老二年の春、突然の病のために仮死状態にあった上人は、夢の中で閻魔大王にお会いになり、悩める人々を救う為に三十三ヶ所の観音菩薩の霊場を広めるように委嘱され、そして三十三ヶ所の宝印を与えられて仮死状態から解放されました。
上人は三十三ヶ所の霊場を設けましたが、人々は上人を信用しなかったので、やむなく宝印を摂津中山寺にお埋めになったと伝えられています。
二百七十年後の永延二年(西暦九八八年)に、花山法皇がこの宝印をお掘り出しになり、今日の三十三ヶ所を復興なさいました。
~法起院HPより引用
良いお顔。
かわいい。
参拝させて頂いた後に、ご朱印を頂く。こじんまりとしたお堂だけれど、不思議と居心地が良かった。
そして奈良に戻って簡単に夕飯を済ませた。疲れていたけれども、ゲストハウスに真っ直ぐ帰る気にならず、歩いて東大寺まで行ってみることにした。その時点で17:30過ぎだったけれど、帰宅を急ぐサラリーマンやOLを目にして、17:30頃に帰る事の出来る人が多いのは奈良だからかしらん?とか思いながら歩いていた。
奈良知事公舎
依水園も閉まってる
依水園
東大寺 大仏殿中門
18:00頃の東大寺には人がほとんどいない。
アショカピラー
二月堂は24時間参拝可能ということだったので、行ってみようかと思ったけれど
気持ち悪い位、辺りに誰も居なく、次第に暗くなっていく中、鳥居を潜って二月堂に行く勇気が持てなかった為断念。もう少し日が落ちるのが遅くなったら行ってみたい場所ではあるけれど、この日は無理だった(爆)
大仏殿方面に戻る。
鹿の目も光ってるし、怖い~。
南大門へ急ぐ。
南大門
仁王像も昼間と違う表情です。
仁王像
昼間とは全然違う光景。写真が撮りたいならば、18時過ぎの方が良いかもしれませんね。人が本当に居ません(笑)
旅は楽しいのだけれど、この日は東京に戻りたくなってきた頃だった。私は、東京の雑多な喧噪が、静かなところを旅すると懐かしくなるのです(笑)
<追記>
東大寺&法起院の御朱印はこちらにアップしています→御朱印これくしょん-その2(仏閣編)