九頭龍神社から徒歩で箱根園まで戻り、そして今度は箱根元宮にお伺いすべくロープウェーに乗車。
駒ヶ岳ロープウエー 箱根園駅
チケット売り場で往復料金¥1,300を支払い、ロープウェーに乗り込む。
今まで数多くのケーブルカーやロープウェーに乗ってきたけれども、初めて記念撮影のお願いと書かれた看板を見た。
撮影が不要な方はカメラマンにお申し付けくださいと書かれていたこともあって、係りの人に撮影は不要と伝える。まったくもーディズニーランドじゃないんだからーと思いつつ、よくよく回りを見てみたら、一人でこのロープウェーに乗車しているのは私だけだった(爆)
観光地だから仕方がないかと、ロープウェーに乗車。
そして約7分程で、頂上駅に到着。
駒ヶ岳ロープウエー 頂上駅
駅を出た途端、見えてきたのは箱根元宮の姿だった。
山の上ということもあって、下界とは違った張りつめた空気感と冷たさが肌を刺す。それが却って気持ち良く感じた。
そしてそこから眺める景色の素晴らしさに、しばし感動していた。
そしてそのまま箱根本宮へと歩みを進めた。
途中箱根元宮の由来という案内版があり、そこには
駒ヶ岳は北に霊峰神山を拝し、古代祭祀=山岳信仰が行われたところです。
その起源は、凡そ二千有余年の昔、人皇五代孝昭天皇の御代、聖占仙人が、神山に鎮まります山神の威徳を感應し、駒ヶ岳山頂に神仙宮を開き、次いで利行丈人、玄利老人により、神山を天津神籬とし、駒ヶ岳を天津磐境として祭祀したのに始まる。
爾来、御神威は天下に輝き渡り、歴世の天皇の崇敬と庶民の信仰をあつめ、敬仰登拝する者跡を断たず、人皇29代欽明天皇の御代に佛教が渡来して以来神佛習合して、修験者等が練行苦行する霊場として有名になった。
奈良時代、人皇46代孝謙天皇の御代、高僧の万巻上人が入峰し、霊夢をうけて箱根三所権現として奉斎。天平宝字元年(757)に山麓の芦ノ湖畔に社殿を造営し、里宮としたのが現在の『箱根神社』である。
山頂の箱根神社元宮は、この奥宮として、昭和39年堤康次郎氏の寄進により建立、以来祭祀が厳修されており、四季を通して登拝者で賑っている。
と書かれていた。
正直に言うと、こちらではあまり修験というものを感じなかったけれども、これぞ日本晴れ!とでも言うべき清々しさの中を歩けることに喜びを感じていた。
お社へ続く階段途中に、馬降石がある。
馬降石
馬降石の案内版には
白馬の伝説
孝昭天皇の頃、聖占上人が山頂に神仙宮を祀り、修験の場所としました。今に残る馬降石・馬乗石はここに白馬が降りたとする名残りとしています。
岩肌には馬の形が刻まれ、またそのヒズメのあとと伝えられるくぼみには、どんな日照りにも水が枯れたことがないといわれています。
と書かれていた。
李家幽竹さんの『絶対、運が良くなるパワースポット』でもこの石について
白馬に乗って神様が降臨してきたという白馬伝説があり、強いパワーがある
と書かれていたけれども、私が気になったのはこの石の近くにお祀りされていた小さな祠だった。
こちらはネットで調べてみたら、駒形権現の祠だということだけれども、はっきりとした確証は持てない。けれども、何故だかとても力強いものを感じたので、こちらにお招きいただいたことに感謝してお参りさせていただいた。
そして階段を登って
箱根元宮に到着した。
箱根元宮
お社の扉を開けて中にお邪魔すると、誰も居なかった。
こちらにお招きいただいたことに感謝してお参りさせていただく。
御祭神が造化三神ということもあるのかも知れないけれども、とても崇高な雰囲気に包まれた場所だった。
そしてお御籤を引かせて頂くと、これまた嬉しいことに大吉で、ここ最近大吉続きということは本当に運が良くなってきているのだなぁと思ったりした。
年月のバイオリズムと言うものがあるのだとすると、私は年末から立春まで位が一番イロイロと乱れてしまう時期でもある。
その間に自分の誕生日やら土用という期間があるせいかも知れないけれども、毎年それはもう言葉では言い表せない位の感情の起伏や、現実に起こる現象としての問題やら、様々なことが一度に押し寄せて来て、もうどうにかしてほしいと思う位だったりする。
けれども、今回箱根三社参りをした翌日から(つまり昨日からー笑)、感情の起伏もさほどでもなくなり、そして心身的にも穏やかに過ごせている自分が居る。
これはバイオリズムのせいなのか、それとも箱根三社参りの効果なのかはよくわからないけれども、次の段階に立てた、ということは、はっきりと分かる。
そして拝殿に向かって左側にあるところへ向かってみた。
ここも『絶対、運が良くなるパワースポット』には、開運スポットとして紹介されていた場所。
拝殿に向かって左横、石が点在しているあたりに「天」の気が感じられる。
と書かれていたけれども
私が感じたのは賽の河原のイメージだった(爆)
まぁ賽の河原もあの世とこの世の境目みたいなもんだと思えば、そういうものなのかも知れないと思いつつ、、、
そして箱根元宮を後にする。
とても不思議な場所だったなぁと思いながら。