貴船神社から貴船口に向かう最終バスは16:20だった。
貴船神社本宮を後にした時点で既に15:00を過ぎていたので、ここからは競歩の如く結社へ向かう。
途中雰囲気の良いカフェや美味しそうなお店が立ち並んでいた。
こういう雰囲気の良いところでお食事やお茶をいただいたら、さぞかし金運も上がるのだろうと思いつつ(笑)、やはり鞍馬&貴船コースは早朝からゆっくり時間をかけて巡るプラン立てるべきだったと後悔しながら、そして次回お伺いする際には絶対早朝からお参りさせていただこうと思った。
ほぼ走るような格好になりつつも、結社(中宮)に到着した。
貴船神社中宮 結社
李家幽竹さんの『絶対、運が良くなるパワースポット』には、貴船神社の開運スポットは本宮と奥宮を挙げられていたけれども、私は結社も結構好きだったりする。
ちなみにこの本「パワースポット」と銘打たれている本なので、本屋さんで発見した時には内心どうよ?と思いながら手に取った。けれどもパラパラめくってみたら、李家さんのおすすめする神社仏閣の境内図がイラストで描かれていたので思わず購入してしまった(笑)普通のガイドブックだと境内図が載っているのは大きな神社仏閣しかないので。
そして拝殿にお伺いする。
こちらにお招き頂いたことに感謝して参拝させていただいた。
前回お伺いした時から2年程の時間が経過してしまったけれども、それでも磐長姫命様はお優しかった。
前回お伺いした時とは異なる、現在の自分を取り巻く環境。
今となっては、それも全て「縁」なのだと感じることが出来る。
そして本当に良い人に囲まれていれば良い事が起こるということも、実感出来ている自分も居る。
これも、これまでお伺いしてきた神様や仏様、そして私の御先祖様からいただいた「徳」なのだろうと思いながら。
境内を散策すると、オーブらしきものが撮れたりした。
そして結社境内を回り終えた頃には、再び雨足が強くなってきた。
そしてまたまた競歩の如く奥宮へと向かう。
途中相生の杉に手を合わせ
相生の杉
思ひ川の清らかさに感銘を受け
思い川
奥宮へと歩みを進めると、次第に空気感が変化してくるのを感じてきた。
手水で清めさせていただき
奥宮に到着した。
貴船神社 奥宮
境内に入ると、本当にパキっと雰囲気が変わる。
神様の氣が感じられて、とても嬉しくなってしまう自分が居た。
それぞれのお社にお参りさせていただき
拝殿前の狛犬さんたちにもご挨拶させていただく。
そして拝殿でこちらに再びお招きいただいたことに感謝してお参りさせていただいた。
あまりの凄さに拝殿を写真に収めることも忘れてしまったくらいだったけれども(爆)、2年ぶりにお伺い出来たことが、とても嬉しく感じた。
ここは、本当に素晴らしいところだなと思いつつ、帰りのバスの時間も迫っていたので、本当に後ろ髪を引かれるような思いで、奥宮を後にした。
奥宮からバス停に向かう道すがら、貴船川の素晴らしい美しさに目を奪われ、思わず写真に収めてしまったりして
貴船神社本宮鳥居前に差し掛かった際には、またこちらの土地にお呼びいただけるように、と願わずにはいられなかった。
そしてギリギリ16:20発のバスに乗車することが出来たのだけれども、最終バスということもあってバスは多くの人々が乗車していた。殆どは20代と思われる若い女の子がほとんどだったことに驚きつつ(笑)
そして殆どの人は叡山電車貴船口駅で電車に乗り換えていたけれども、私は今回初日の宿が京都駅にほど近い新都ホテルだったということもあり、帰りも京都駅まで一番早くたどり着けるバスルートを利用した。
バス停貴船口から京都方面(国際会館行き)へと向かうバスは鞍馬川にかかっている橋を渡ったところにある。
バス停の反対側、鞍馬川を渡ったところに一つのお社があることに気付いた。
お稲荷さんか何かなのかしらん?と思いつつ、こっちに来いと言われているような気がしたのでお伺いしてみると、こちらは貴船神社 末社の「梶取社」だった。
貴船神社 末社 梶取社
叡山電車を利用していたのならば、こちらのお社には気付かなかっただろうと思うと、これも偶然であり、そして必然なのだと思い、こちらにお招きいただいたことに感謝してお参りさせていただいた。
こちらの梶取社の御祭神は宇賀魂命様ということだけれども、古くからの言い伝えでは「梶取大神」(かじとりおおかみ)とだということ。
そして、初代神武天皇の皇母である玉依姫命様が浪速の津(現在の大阪湾)に御出現になった際に『われの留まるところに水源の神を大事にお祀りすれば、人々の願いには福運を与えるであろう』と告げられ、水源を求めて自ら黄色い船に乗り、淀川・鴨川をさかのぼってこられ、その際に、船頭として黄船に同船し、急流をものともせず巧みに梶を操り玉依姫命を貴船までご案内したのが、こちらの梶取大神様であるいうことで。
幸運の梶、万福の梶、人生の梶を取る神、イコール「人生進路を守る神」としても崇められている神様だということで、今回の旅行の初日にこちらにお伺いしたのも、意味があるように感じられて仕方がなかった。