話が前後してしまったけれども、奥社からバスで中社に移動した。
中社は奥社と比べると、とてもふんわりしていて優しい気に満ちているところだと思っている。
狛犬さん達にもご挨拶させていただいて
石段を登る。
そして手水で清めさせていただいた後に
手水脇にある日吉社にお参りさせていただいた。
戸隠神社が天台宗のお寺だったという事を考えれば、こちらに日吉社があるということも当然だと言える。
戸隠に居る間、何故か比叡山のことを考えている自分が居た。
うずら家さんで美味しいお蕎麦を食している際にも、比叡山の大阿闍梨様とお話させていただいた時のことが走馬燈のように思い出され、五穀断ちの五穀の中に蕎麦は含まれていないということで、修行中はお蕎麦を食していたというエピソードをお伺いしていた時のことがフラッシュバック。
全ての出来事というものは、自分自身が気付いていないだけで、深いところでは全て繋がっているものなのかも知れない、なんて思ったりして。
そして再び石段を登ると
中社が目に飛び込んできた。
本当に優しい雰囲気に満ちている。
狛犬さん達にもご挨拶。
そして中社で再びこちらにお招きいただいたことに感謝してお参りさせていただいた。
自身の信念を貫くということは、その分摩擦も生じる。
けれどもその摩擦を恐れていては何も生み出すことが出来ない、ということをお教えいただいた。
そして社務所で御朱印を頂戴した後に、中社の滝へと向かう。
滝のそばに居た小さなお子さんが興奮しながらキャッキャとはしゃぐ姿を目にして、はて?と思ったら、近くにいらっしゃった御親切な方から、滝に虹が見えているんですよ、とお教えいただいた。
写真には上手く収めることは出来なかったけれども
その虹と水の流れによって龍のような姿が現れたことに、驚きを隠せなかった。
そして中社を後にして、うずら家さんでお蕎麦をいただいた後、バスに乗車して長野駅へと戻る。
時間があれば善光寺にもお伺いしたいなぁとは思ったけれども、長野駅に到着したのが16時過ぎということもあって、今回は断念。
そして新幹線に乗車して東京へと戻った。
今回意図せぬ形で日帰りで戸隠神社にお伺いした訳だけれども、今まで戸隠神社にお伺いした中でも一番良い参拝をさせていただけた旅だった。
ブログには書かなかったけれども、同行者のおかげでそれこそ神様や仏様がこの旅をあつらえて下さったかの如く、ミラクルなことも沢山起こった。この美しい記憶が故、私は神様や仏様のお導きというものを一層信じることが出来ることとなった。
全ては繋がっている。