土曜日の朝、目が覚めて突然「高尾山に行かなくては」と思い立ち
朝食も取らずに電車に飛び乗って、高尾山に行った。
高尾山には2-3年前に、人に連れて行ってもらった以来。
おぼろげな記憶を頼りに、稲荷山コースを歩いていこうかと思ったけれど
団体さんの姿が見えたので、その先の6号コースを行くことにした。
6号コース入り口。
高尾山も修験道の修行場である霊山。
こういうものを見ると、気が引き締まる。
しばし歩いていくと、弘法大師伝説の地、岩屋大師に差し掛かる。
今回意識してこのコースを選択した訳ではなかったけれど
呼ばれている感をひしひしと感じた。
ここからまたしばし歩くと琵琶滝に辿り着く。
こちらの不動明王様に今回お呼び頂いた事に感謝しつつ。
高尾山と言えども、普段運動に無縁の私にはとてもハードな行程で
途中蛇さんやとかげさんの大群に遭遇するも
写真など撮っている余裕はちっとも無かった(爆)
人生ってホント、登山に似ているよね、と思いつつ
回りの景色を見ずに、ずんずん歩むことも出来れば
自分のペースで、自分の感じたいものを感じつつ歩むことも出来る。
人のペースに合わせていたら、自分が苦しくなるだけで
自分のペースで歩いていけば、それはとても素晴らしい経験になるのだと
哲学チックな事を思いつつ。
キブンは最高。
頂上で高尾山口駅の売店で購入した
おにぎりを頬張りながら、しばし休憩。
何で登山した時のおにぎりって、あんなに美味しいのかね。
その後小仏の方に行きたいなとも思ったけれど
薬王院にも行きたかったので、頂上から薬王院方面へ下っていく。
奥の院からは、ほら貝を吹く音が聞こえてきたりした。
東京に、こんな場所がある事を認識していなかった事をしきりに反省しつつ
こんなにも高尾山が魅力的な場所だったって事に感動した。
修験道や密教など、今自分が興味のある事に溢れている場所が
自分の住んでいる東京に存在して居るという事が不思議だった。