コインロッカー・ベイビーズ

浄化大作戦は引き続き、今日は本の整理をした。
不要と思える本は寄付に出す。

村上龍の本は取っておくことにした。
村上龍は大好きな作家で、特にお気に入りの作品は『コインロッカー・ベイビーズ』この作品が好きか否かで、その人の人間性が分かると信じている位の作品だった。

けれども
自分自身が妥協して生きている時には
なかなか読む気力が沸かなかった。
それくらい、読み手にもパワーを要求する作品である事は確か。

今日久々に本を開くと
数々の言葉が胸を貫いた。

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「キク、あんた間違ってるわよ、誰かを必要とする人間なんていないもの、あんたの言うことは違うわ、あのオカマとあんたは何の関係もないのよ、あんたの言うことを聞いてると、飼っていた鳩に逃げられたガキみたいで気持ち悪いったらありゃしない。大事なのは、自分が何をしたいのか捜すことだと思うわ。
(中略)
あたしは鰐の国に住んでいるわけ。あたしは顔もかわいいし太ってないし、貧乏人の娘じゃないし、健康で先天性梅毒じゃないし、どうでもいい人達から好かれなくても苦しくないし、便秘もしないし、両方とも視力は二・0で足も速いの、鰐の神様がどうでもいいことを考えなくてもいいようにして下さったのよ、わかる?あたしは使者なの、この町を鰐の王国にするためにあたしは選ばれて、ある男の手助けを命じられているのよ(後略)」

アネモネは自分の使命を完全に理解していて
なおかつ
「自分が何をしたいのか捜すこと」
を、純粋に実行している事に気がつく。

今のタイミングで、この言葉に出会ったことも必然なんだろう、と思った。

新装版 コインロッカー・ベイビーズ (講談社文庫)

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