唐突に戸隠に行ってきた

前回の伊勢神宮等の参拝の旅から5日後に、何故か長野行きの新幹線に乗車していた。

この戸隠行きの前日の夜21時頃に久しぶりに知人と電話で話をしていたら、明日日帰りで戸隠に行くと言うのを聞いて思わず「私も一緒に行っても良いか?」と尋ねたら快くOKしてくれたので、本当に唐突に戸隠行きが決まってしまったという訳で。

何故だか私も戸隠に行かなければならないような気がしてしまったのだ。

けれどもその直感というものに従った事は大正解で、今回の参拝はとても素晴らしいものとなった。

上野の新幹線ホームで知人達と待ち合わせ、新幹線に乗車するとあっという間に長野に到着した。

そしてバスを利用して戸隠神社に移動。

私は戸隠神社には3回程お伺いしているのだけれども、全てバスツアーを利用しての参拝だったので、戸隠神社に到着するのはいつも決まってお昼頃だった。

しかしながら新幹線&バス利用だと、午前10時頃には戸隠神社奥社入口に到着出来たことに驚きを隠せなかった(←当たり前っちゃー、当たり前なんですけどね)

午前10時ということもあって、ほどほどの参拝客の姿を目にしたけれども、やはり午前中の空気はまるで魔法のようだった。

この日は晴天に恵まれたこともあってか、入口からも戸隠山がはっきりと見ることが出来たことに感慨もひとしおだった。

そして参道を歩いて行く。

参道入口から約15分程歩くと隋神門が見えてきた。

狛犬さん達にもご挨拶させていただき

お守りされている方々にもご挨拶させていただく。

そして隋神門を潜る。

誰でも実感することは出来ると思うのだけれども、この隋神門を潜ると空気感は一変する。

その空気感は聖地というものに相応しく、凛としたものが漂っている。

そして奥社参道の杉並木の存在感に圧倒されつつも、この土地に再び来られたことに感謝しながら歩いて行った。

前回(←と言っても、もう3年程前になるのだけれども)戸隠神社にお伺いした際には、奥社までの参道を歩く際にも何の苦も無くサクサクと歩いて行けた記憶があった。しかしながら今回は本当にとても長く感じてしまった。

それこそ息も絶え絶えで、汗だくになりながら歩いていると、先日の伊勢方面の旅では祓い切ることの出来なかった「何か」があるような気がしてしまい、先日の旅から数日しか経過していないのにも関わらず急遽戸隠にお伺いすることになったのも、その祓い切れないものを消し去るためだったのかと思える位だった。

まぁ単純に私の体力が落ちていただけとも考えられなくもないけれども、ある説によれば、聖地で登山などをする際に穢れがある場合はその穢れを払う為に、負荷がかかる場合もあるらしい。

その説で考えてみると、今回、これほどまでにしんどい思いをしたということは、近頃の私自身の日頃の行いや考えに間違いがあったということなのだろう。

確かにここ数カ月の己自身の行いを振り返ってみても、大意で物事を見ることが出来ずに、目の前の現象ばかりに気を取られていて、純粋に神様や仏様のお導きに気付くことも出来ずに心痛める面が多かったということを、多いに反省させられる良い機会となった。

そしてようやく手水に到着して、清めさせていただいた。

そして、ふと天を仰ぐと、そこには戸隠山の崇高なる姿を目にすることが出来、思わず息を呑んでいる自分が居た。

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