鳥居を潜ると左手に手水舎があったので、こちらで清める。
手水舎の近くには空海さん御手植えと言われている大楠があった。
大楠
今回ほとんど下調べなく熱田神宮にお伺いしてしまったので、空海さんにゆかりのあるものが熱田神宮に存在するとは露知らず。
しかしこの大楠の偉大さにしばし見入っている自分が居た。
ネットなどで調べてみたら、こちらの大楠には白蛇さんがお住まいになっているところだということだったけれども、私はご縁が無かったようでお目にかかることは出来ませんでした。
そして鳥居を潜ると
熱田神宮の本宮前に到着した。
熱田神宮 本宮
こちらにお招きいただいたことに感謝してお参りさせていただく。
この日は台風一過ということもあり、空は澄みきっていたのだけれども、風をとても感じた日だった。
お参りしている時にも、何かを吹き飛ばしてくれるような風が吹いてきた。
それは剣を振り下ろした際に発せられるような風のようにも感じてしまった。
そしてお守り等授与所で御朱印(熱田神宮では御神印と言う)を頂戴して、こころの小径という本宮の裏手方面を散策できる小さな道を歩いて行く。
すると土用殿に差し掛かる。
こちらは明治26年の本殿御改造までは草薙神剣を奉安していたところだという。
こちらにお招きいただいたことに感謝してお参りさせていただいた。
そしてこちらの目と鼻の先には御田神社。
そしてその隣には龍神社というお社が御鎮座されていた。
龍神社という名前に思いっきり反応している自分が居た訳で、こちらでもお招きいただいたことに感謝してお参りさせていただいた。
余談だけれども、この旅の後、円空に関する本を読んでいたら、熱田神宮の奥の院と言われている龍泉寺についての記述を見つけて、その中でも興味深い文章に出会った。
龍泉寺も尾張四観音の一つだった。熱田神宮の奥の院でもある。延暦十四年(795)、天台宗の祖、最澄が熱田神宮に参籠の折、龍神の夢告を得て龍泉寺付近までくると多々羅池から馬頭観音が出現した。これを本尊としてまつったのが寺の始まり。
空海も熱田神宮参籠の折、神宮の神剣、八剣のうち三剣を寺の境内に奉納したという。
~『円空を旅する (産経新聞社の本)』より引用
偉大なお二方が熱田神宮に参籠されていたということを、今回この文章で初めて知る事となり自分の無学さを再び知る事となった。けれどもそれだけ熱田神宮という場所の重要さを改めて認識することが出来た良い機会だった(ネットなどで調べてみたら、この龍神社も空海さんに関係しているとの情報があったけれども、正確かどうかは正直良く分からない情報は載せたくないので、興味がある方はご自身でググって下さいまし)
そしてこころの小径を道なりに歩いて行った訳だけれども、この先からが個人的にはすごい場所だと思わざるを得なかった。