御札を一年ごとにいただかなくてはならない理由~『怖いこわい京都』を読んで

来月京都に行くので、しこたま京都関連の本を仕入れて、せっせと読み漁っている。

そしていろいろな本を読めば読むほど、京都という土地は、とても深い場所だということを改めて認識せざるを得ないというのが正直な感想。

その京都関連の中の一冊、『怖いこわい京都 (新潮文庫)』という本は、京都の神社仏閣情報以外にも興味深い記述に満ちている、とても面白い本だった。

例えば御札について書かれていた項目。

そろそろ新しい年を迎えるということで、神社仏閣でいただいた御札を新しいものにしようとしている人も多いと思う。しかし、何故一年で変えなければならないの?と言われると、そういう風に言われているから、とか、なんとなく、という曖昧な理由で新しいお札を受ける人が殆どだと思う。

けれども、この本の中には新しく御札を受けなければならない理由がしっかりと書かれていた。

ある宮司さんから聞いた話だが、【御札】というのは゛気”の容器みたいなものらしい。

真言が書かれたり護摩を焚かれたり、もしくは祝詞を上げられたりすることで、ただの紙や板切れなどが人によい影響を与える「陽の気」を帯びる。だから、それを所持することで災いをもたらす「陰の気」を中和できるのだと。なるほど。

彼はまた、こうも言った。永遠に気を発し続ける御札なんてものはないのだと。それらを基本的には毎年交換しなければならないのは、からっぽになってしまうからだそうだ。

恐ろしいのは、ここからである。いちど気が籠もった御札というのはスポンジみたいにエネルギーを吸い込みやすくなっている。それが≪正≫だろうが≪負≫だろうが関係なく……。だから、あまり古いものをホッタラカシにしておいてはいけないというのだ。

御札そのものには陰陽を選別する意志や力はない。だから一歩間違うと悪い気をどんどん溜め、それを発散してしまう。奉納して処分してもらうのは、それらが危険だからに他ならない。また効きめの強いものほど逆の効果も激しいから注意が必要なんだと。

「なんでも、そやとは限らんけどな」と宮司さんは笑うが、私は十分に怖かった。

怖いこわい京都 (新潮文庫) より引用

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これを読んだとき、昔のことを思い出した。

昔、とある神社で出会った霊能者と神社仏閣巡りをしたことがあった。

運転免許を持っていない私は、車が運転出来るその霊能者の車に乗って一緒に神社仏閣巡りをした訳だけれども、その霊能者は私と旅行するという前日に追突事故を起こしてしまった。

「キセキレイちゃんが良いって言っていた神社にお伺いしようと思ったら、追突してしまって、これはその神社に行くなってことだったのよね」と言われて、内心「人のせいにするなんて!!」と腹立たしく思ってしまった。

しかしその霊能者の車に乗車するや否や、車内に何とも言えない空気が漂っていることに気付く。この重々しい空気感はナンナンダ???と思っていたけれども、とある神社にお伺いした際に、この重々しい空気感の正体に気付くこととなった。

その霊能者はとある神社前に設けられていた御札等のお焚き上げの場所を見て「あーここで処分しよう!」と言って、車のトランクにある段ボール一杯の御札やお守りを取り出した。

その御札等から発せられるあまりの気の悪さに半ばゲーゲーしながら「何でこんなに一杯、御札とかあるんですか?」と言うと「自分の信者から処分してほしいと預かったものを溜めておいた」ということ、そして「処分する場所を探していた」ということだった。。。

結局この旅行でその霊能者が私に親しく接してきたのは、私のエネルギーを奪おうとしていたということが、ありありと感じることが出来たので、この旅行以後、一切の縁は切ったけれども、霊能者と言えども、御札についての知識はこの程度だったりする。

今はおかげさまで、そういった霊能者と言われるような人々との交流は一切ない。霊能者と言われる人々からのお告げよりも、自分自身が神社仏閣にお伺いしてダイレクトに感じたことの方が、正しいと実感出来ているから。

それにしても、霊能者やスピリチュアルな人が書いた本よりも、神社仏閣に奉仕されている方が書かれている本や普通の観光ガイドブックやエッセイの方が、とても有益な情報を得られると感じるのは私だけなのかな?

それこそ、スピリチュアルな人とか霊能者よりも、普通に地に足について真面目に働いている人々が語っている人生観の方がよっぽど役に立つのと同じように。

怖いこわい京都 (新潮文庫)
入江 敦彦
新潮社
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