元三大師様に会いに~深大寺に行ってきた【その1】

深大寺30

今年の4月と5月に、比叡山延暦寺に連続してお伺いした。

何故2か月連続してお伺いしたかと言えば、比叡山延暦寺にある元三大師堂にとても魅了されてしまったことが大きい。そしてこちらで、神様仏様を信じ切るということについての大切さを学んだということもあり、その通りに生活していたら、あれよあれよと言う間に、自分を取り巻く環境は変化し、そして好転していった。

本来ならば比叡山にお伺いして、元三大師堂にお礼参りにお伺いしなくてはならないのだと思うけれども、諸事情があってお伺いすることが叶わない状況なので、東京で元三大師様にお目にかかることが出来る場所へと今回、お伺いしてみた訳でして。

調布駅からバスに揺られること10分程度で、深大寺に到着。

深大寺にお伺いしたのは、丁度、「ゲゲゲの女房」がテレビドラマで放送されていた頃に、知人に誘われて行った以来だったりする。まだ神社仏閣巡りを始めていない頃。

その時は、丁度ブームということもあってか、参拝客が大勢居たけれども、今回こちらにお伺いした際には、人の姿はまばらだった。

深大寺3

深大寺に向かう参道には、鬼太郎茶屋と言うお店があって、調布という街と水木しげる先生の深いつながりを感じることが出来る。

深大寺5

深大寺4

深大寺6

もう、水木しげる先生はこの世にはいらっしゃらないんだなぁ、と鬼太郎茶屋を見て感じてしまったりして。。。

去年出雲方面へ旅する前に、水木先生の本を読んでいたことを思い出す。

その本の中にはこう書かれていた。

自分の好きなことをやる。そのために人は生まれてきたのだと私は思っています。やりがいだとか、充実感といった言葉をよく耳にしますが、結局は自分が好きなことしか、そういうものは見つからないような気がします。

『ちゃんと食えば、幸せになる―水木三兄弟の日々是元気』より引用

参道を抜け、山門に到着。

山門

深大寺8

深大寺9

慶応元年(1865)の大火から免れた、300年程前の元禄8年(1695)の普請で境内最古の建物であるということ。

そして常香楼に差し掛かる。

常香楼

深大寺10

こちらでお線香を挙げさせていただき、向かったのは本堂。

本堂

深大寺11

深大寺12

こちらにお招きいただいたことに感謝してお参りさせていただいた。

こちらには阿弥陀如来さまがいらっしゃいます。

深大寺16

そして、何故か本堂脇にあったこちらがとても印象に残ったりした。

天水華座

深大寺15

深大寺13

深大寺14

本堂を後にして、次に向かったのは、元三大師堂。

深大寺境内はとても水を感じるところが多い。

それもその筈で、深大寺という寺名は、水神の深沙大王に由来しているということでして。

深大寺の由来~縁結びの寺

深大寺という寺名は、水神の深沙大王に由来しており、奈良時代、天平5年(733)に満功上人が開山したといわれている。

満功上人の父は福満という渡来人で、この地の豪族右京長者の美しい娘と恋に落ちたが、娘の両親の反対にあい二人の仲はさかれ、娘は湖の小島に隔離されてしまった。

そこで、福満はあの三蔵法師玄奘がインドに赴いた時、流沙河で救われたという故事を思い起こし、深沙大王に祈願したところ大きな霊亀が現れ、彼を娘がかくまわれている島へ連れて行ってくれた。この事を知って娘の両親も二人の仲を許し、そして生まれたのが満功上人である。

上人は父腹満の深沙大王を祀って欲しいという願いを承知して出家し、唐へわたって法相宗を学んで帰国し、故郷である武蔵野へ帰ってきて深大寺を建立した。時に天平5年(733)聖武天皇の御代である。

ついで、父の誓いを果たすべく湖の辺りに深沙大王を祀ったという。

これが『深大寺縁起』の伝えるところである。

この恋物語により、深大寺は縁結びの寺として有名である。

~深大寺散策マップより引用

五大尊池

深大寺17

近くには観音様もいらっしゃった。

深大寺18

そして手水を発見したので、こちらで清めさせていただいた。

手水

深大寺21

8月の暑い盛りということで、手水で清めるととても清々しい気持ちになれた。

そして、この暑い最中でもこちらのお水はとても冷たくて、その清らかな冷たさに触れると、生き返るような気分になれた。

ホント、水って大切だなぁと感謝したくなる程だった。

そして元三大師堂へと向かう石段の脇にひっそりとあったのが、こちらだった。

深大寺 元三大師参詣の道標

深大寺23

深大寺22

元三大師に参詣に来る人々の道標として、元禄16年(1703年)造立の道標を文政3年(1820年)に再建したもので、仙川の甲州街道に建てられたものが、昭和39年のオリンピック開催に伴う道路拡張でこちらに移されたものだということだった。

元三大師様にお参りに来る人々のための道標があるということは、それだけ、昔から参拝客が絶えなかった、ということを意味する訳でもあって、やっぱり元三大師様はすごいなぁと改めて思ってしまったりした。

そしていよいよ元三大師堂へと向かった。

深大寺24

深大寺 元三大師堂

深大寺25

お堂の脇にいらっしゃる、お賓頭盧さまにもご挨拶させていただき

深大寺26

こちらにお招きいただいたこと、そしてお守り下さっていることに感謝してお参りさせていただいた。

お参りさせていただくと、とてもビリビリとしたものを感じて、感応しているという状況はこういったものではないかと思ってしまった位だった。

自宅には、比叡山延暦寺の元三大師堂でいただいた御札を貼っているのだけれども、いつもその御札に向かって祈っている。

その祈りが、元三大師様の前に額づくことで、通じたような気がしてならなかった。

深大寺29

そして近くに元三大師堂近くに御鎮座されている白山社にお伺いする。

白山社

深大寺28

深大寺27

白山と言えば、今年1月にお伺いした白山比咩神社について思い出さずにはいられなかった。

その時に、白山比咩神社で引いたおみくじには

古い事を改めて新しくするに吉の運勢。

古い事に未練があってぐずぐずしていると却って凶になる。

心も行いも、新しく正しく出直して、時勢に応じるのがよい。

初めはごたごたして苦労も多いが、事が次第に整って後には必ず幸福になるから、熱心に勇気とを以て断行すべきである。

又、何時如何に改めるのが良いのかを考えた上で、時機や方針が定まったらば、ためらわず誤らず実行せねばならぬ。

それには正しさが第一だから、神仏に祈る心の清さが大切。

と書かれていた。

要約すれば「とっとと次の行動に移れよ、ボケ」と言われているような内容だったので(笑)その後、いろいろと試行錯誤しながらも、職場を移る計画を立てて、結局はその計画が実を結んで今のこの状況を生み出したのだと思ったりして。。。

白山比咩神社にも、そう簡単にはお礼参りにはお伺い出来ないので、とりあえずこちらでお礼を述べさせていただいた。

次に開山堂へと向かう。

開山堂参詣道

深大寺31

深大寺32

深大寺34

この参詣道を歩いていくと、元三大師堂の裏を見ることが出来たりして。

深大寺33

そして開山堂に到着。

開山堂

深大寺36

深大寺35

深大寺37

こちらにお招きいただいたことに感謝してお参りさせていただいた。お参りさせていただくと、とても優しいものを感じることが出来た。

そして、次の場所へと歩みを進めた。

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