写経の功徳~高野山大師教会の御写経セット

高野山に来たら、手に入れたいものがあったので、霊宝館から大師教会へと移動。

大師教会

大師教会1

2年前に来た時に、授戒を受けた際には、私含め二人だけという状況だったけれども、さすがにGW中で開創1200年ということもあって、授戒を受ける人が沢山居た。

大講堂

大師教会2

大師教会3

大師教会というところは

主として宗教的な会合に用いられ、各種講演のほか全国御詠歌大会、宗教舞踊大会等はここで開かれる。後方に授戒堂があり一般の方々への授戒が行われる。

~高野山ガイドブック より引用

というところ。授戒の他に、写経体験もできるところなのです。

授戒会場入口前に、こうやくんグッズ等販売されているプレハブ小屋があった。2年前に来た時には無かったけれど、まぁ開創1200年法会中だからねぇ、と、一人勝手に納得。

そのプレハブ小屋で、大師教会の御朱印も受付されていたので、こちらでも御朱印をいただく。そして前回こうやくんグッズと共に販売されていた「写経セット」を探すも、こちらのプレハブ小屋には展示されていなかった。。。高野山に来たら、手に入れたいと思っていたのにぃぃぃ、と思って、御朱印を書かれていたお坊さんに「写経セット」が欲しいのですが、と尋ねたら、中で販売されているので、と案内を受けた。

御朱印を受け取り、大師教会内に入る。写経をしているところに伺うと、お坊さんがこちらに来てくれたので「写経セット」が欲しい旨伝えると、事務所で販売してます、とわざわざ事務所前までご案内いただいた。恐縮です。ホントに、、、

そして無事「写経セット」を手に入れたという訳なのでした。

まぁ、有限会社高野さんで通販しているんですけどね。こちらの写経セット(爆)

写経セット

御写経セット

何故ここまで欲しかったかと言えば、空海さんが描かれている写経用紙だから。

高野山写経用紙

紙質も良い感じで、この写経用紙で写経すると、ホント心が落ち着くのでございます。

そういえば、2年前に宿泊した某有名宿坊(恵●院)では「写経体験」が出来る、というのも宣伝文句の一つだったので、写経もお願いしたら、チェックイン時に筆ペンと普通の写経用紙を渡されただけだっことを思い出した。高野山の宿坊だから、みんなこの写経セットの写経用紙を使ってると思ってたんですよね(あはは)

私が写経をするのは、心を落ち着かせたい時。一心不乱に文字を書いていると、書いていることだけに集中するので、日頃心配していることや、どうでもいい人とのやりとりとか、考えてもどうしようもない事をスパっと断ち切れるような気がするのだ。

瀬戸内寂聴さんの本を読んでいたら、お経の功徳について書かれていた部分があって、激しく同意してしまった。

もし写経した分だけご利益が返ってくるのであれば、それは仏さまが私たちと取引していることになってしまいます。写経100巻なら癌が治り、読経1000巻なら金持ちになれる――これでは写経や読経は「幸せへのクーポン券」ではありませんか。そんな安っぽいことを仏さまがなさるわけがありませんし、また見返りを期待して写経したり、お経を唱えるのでは本当の信仰とは言えないでしょう。

~中略~

写経は特効薬のようにすぐ効くものではないけれども、日常生活から離れて、お経を書き写しているうちに、知らず知らずの内に心の煩悩の火が収まっていくのです。そして、気がついたら火が消えていたということもあるかもしれない。

また、そうして心が静まれば、智慧が授かります。今の苦しみからどうやって抜け出せばいいのか、それを正しく判断することができるようになる。勇気も出てきます。

写経の功徳とはそういうものでしょう。

寂聴仏教塾 より引用

御朱印集めもいいけれど、たまには御写経してみるものいいですよ。写経することによって、心が落ち着いて、冷静に物事を判断出来たり、自分が本当に望んでいることに気付いたりすることもあるかも知れません。何か気付きをいただけるということも、神様や仏様のご利益ですからね。

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